一時は3点のビハインドを負った浦和だが、見事な逆転劇で9年ぶりのACL4強へ! 写真:佐藤明

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 アジア・チャンピオンズリーグ準々決勝第2レグ、浦和レッズが劇的な逆転劇で川崎フロンターレを下した一戦は、日本のみならず海外でも大きな反響を呼んだ。
 
 アジア・サッカー連盟(AFC)の公式サイトは、「圧巻の浦和レッズがスーパーショーで突破」と銘打ち、埼玉スタジアムでの激闘を速報。「まさに衝撃的な大逆転劇だった」と、レッズの戦いぶりを称賛した。
 
 川崎が上げた先制点のシーンは「エウシーニョがゴールキーパー、西川周作の緩慢な飛び出しを突いて決めた」と描写。「それでも前半終了10分前に興梠慎三が同点に追いつくと、38分にその興梠へのキッキングで川崎の車屋紳太郎が退場となる。ベスト4進出に3点が必要なレッズは、そこから俄然勢いづくのだ」と続けた。
 
 70分のズラタンのゴールを「まるでハイタワーのような一撃。柏木陽介のコーナーキックもパーフェクトだった」と表現し、84分の3点目は「ラファエル・シルバが抜群のターンから強烈なショットを蹴り込んだ」と説明した。そして、その60秒後の劇的弾をこう報じている。
 
「森脇良太からの絶妙なクロスボールに呼応したのが高木俊幸だ。ボールを愛撫するような優しいタッチで合わせ、ゴールキーパーのチョン・ソンリョンを打ち破った」
 
 浦和の準決勝の相手は上海上港に決定。同サイトは「もうひとつの東アジアの準々決勝も5-5からのPK戦で決着がついた。2日連続で壮絶なゲームが繰り広げられた」と伝えている。

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