iPhone 8/8 Plus 現地レポート:慣れ親しんだ操作性のまま性能UP

写真拡大 (全13枚)

Appleは9月12日(米現地時間)、「iPhone 8」「iPhone 8 Plus」「iPhone X(テン)」を発表しました。発売日には差があり、iPhone 8/8 Plusは、9月15日に予約開始となり、同月22日に発売。iPhone Xは10月27日に予約開始となり、11月3日に発売されます。Apple Storeの価格は、iPhone 8が7万8800円(税別、以下同)〜、iPhone 8 Plusが8万9800円〜、そしてiPhone Xは11万2800円〜となっています。

本記事では、早い時期に、やや安く購入できるiPhone 8/8 Plusについて、現地のタッチアンドトライ会場の様子を交え、ご紹介します。必ず押さえておきたい3つの特徴を中心に、おさらいしていきましょう。

 

■7/7 Plusを踏襲しつつもデザインは色々変わった

「iPhone 8/8 Plus」はそれぞれ4.7型と5.5型のディスプレイを搭載します。これはiPhone 7/7 Plusと同様のサイズです。「iPhone X」ではホームボタンがなくなりましたが、iPhone 8/8 Plusでは従来と同様の感覚でTouch IDを使用できます。

本体サイズはほぼ同じですが、スペック上の数値では新モデルの方が若干大きいですね。

iPhone 7:W67.1 x H138.3 x D 7.1mm
iPhone 8:W67.3 x H138.4 x D7.3mm

iPhone 7 Plus:W77.9 x H158.2 x D7.3mm
iPhone 8 Plus:W78.1 x H158.4 x D7.5mm

 

▲iPhone 8(左)、iPhone 8 Plus(右)、以下同順

カラーバリエーションには、「シルバー」「ゴールド」「スペースグレイ」の3色を展開します。背面には高耐久のガラスが用いられていて、光沢感があるのが特徴です。指紋はつきますが、布で拭けばとても簡単に落ちました。

ストレージの容量は64GB、256GBの2モデルから選択できます。

▲シルバー

▲ゴールド

▲スペースグレイ

特にゴールドは従来と異なり上品で落ち着いた色合いになりました。側面の縁のみが、さりげなく金色に光ります。また、ガラスボディはしっとりと指に吸い付く印象を受けました。

ちなみに、「iPhone 7」と「iPhone 8」を比較してみると、アンテナ部のデザインが異なっていました。

▲下が「iPhone 7」、上が「iPhone 8」

頭脳となるチップには、iPhone Xに搭載されるものと同じ「A11 Bionic」を採用します。コア数は6で、内2つが高パフォーマンス、4つが高効率のコアとして作用します。また、GPUには初めてAppleが設計したものを搭載。A10チップと比べ、消費電力は1/2になり、30%高速化しているとのことでした。

それでは以下、注目したい3つの機能について確認していきましょう。

 

■ポイントその Д錺ぅ筌譽構偲鼎可能に

ガラス背面を採用したことで、ワイヤレス充電が可能になりました。ケーブルの抜き差しをせずとも、充電器に置くだけでOK。ワイヤレス充電の規格は「Qi(チー)」に対応します。自宅はもちろん、対応の充電器を備えるカフェや空港など、様々な場所での利用が期待されますね。

また、来年には「AirPower」という純正の充電マットが登場します。Apple WatchやAirPodsも同時に充電できるようになるので、就寝ベッドサイドが非常にスマートになるでしょう。

 

■ポイントその◆АTrue Tone」をサポート

「True Tone」ディスプレイは、電子書籍などを読む際に、自然な紙の白さを再現できる機能のこと。従来はiPad Proシリーズがサポートしていましたが、iPhone 8/8 Plusでも利用できるようになります。

▲True Toneは「設定」アプリでオン・オフを切り替えられる

 

■ポイントその:ポートレートモードの進化

iPhone 8のカメラは1200万画素・F1.8。iPhone 8 Plusはデュアルカメラで各1200万画素・F1.8(広角)& F2.8(望遠)となります。センサーサイズが大きくなり、カラーフィルタも新しくなっているなど、iPhone 7と比べると細部が刷新されています。

目立つところでは、iPhone 8 Plusのデュアルカメラで、進化したポートレート撮影を利用可能。β版という扱いですが、「ポートレイトライティング」機能で、被写体に対するライティング効果を選択できます。

▲「ポートレイトライティング」のイメージ

具体的には、カメラアプリの「ポートレート」を選択している状態、またはポートレートモードで撮影した写真を編集している状態で、ライティング効果を選択できます。

ライティング効果には「NATURAL LIGHT」「STUDIO LIGHT」「 CONTOUR LIGHT」「STAGE LIGHT」「STAGE LIGHT MONO」の5種類が用意されていました。特に「STAGE LIGHT」では背景が暗くなり、「STAGE LIGHT MONO」ではさらにモノクロになります。まるでカメラマンのスタジオで撮影したかのようなプロっぽい写真に仕上がるわけです。

そのほか、動画では4K・60fpsの高解像度撮影や、1080p・240fpsのスローモーション撮影に対応する点ことも覚えておきたいところ。

 

■「iPhone X」と比べて「iPhone 8/8 Plus」の魅力は?

ホームボタンを廃止し、大幅にデザインを刷新した「iPhone X」に注目しがちですが、iPhone 8/8 Plusもしっかり検討しましょう。これらのモデルは、最新のA11チップを搭載していて、基本的な性能面では見劣りしません。今回のトピックのひとつであるワイヤレス充電にも対応しています。

また、ホームボタンとTouch IDが従来通り使えるなど、慣れ親しんだ操作性を維持できます。そして、何より、iPhone Xよりも安価に入手できる点は魅力的です。

加えて、筆者としては、「コントロールセンター」の操作性に大きな違いを感じたので、自分の好みに合うかどうかも確認しておくと安心かもしれません。

▲iOS 11の「コントロールセンター」。iPhone 8/8 Plusでは従来通り下からスワイプアップして起動する

▲一方、iPhone Xでは画面上端右端(インカメラの右側にあるスペース)をスワイプダウンしてコントロールセンターを起動する。手の大きさによっては苦労する人もいるかもしれない

魅力的な新iPhoneが続々出てくると、どれを選ぶか本当に悩みますね。「iPhone X」の現地レポートも、追って執筆しますので、ぜひ参考にしてください。

>> Apple「iPhone 8」

 

(取材・文/井上 晃)

いのうえあきら/ライター

スマートフォン関連の記事を中心に、スマートウォッチ、ウエアラブルデバイス、ロボットなど、多岐にわたる記事を雑誌やWebメディアへ寄稿。雑誌・ムックの編集にも携わる。モットーは「実際に触った・見た人だけが分かる情報を伝える」こと。編集プロダクション「ゴーズ」所属。