バングラデシュのミャンマー国境沿いの町テクナフで、ボートから降りるイスラム系少数民族ロヒンギャの難民(2017年9月12日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】イスラム系少数民族ロヒンギャ(Rohingya)の武装集団とミャンマーの治安部隊の戦闘が激化した先月25日以降、避難のために隣国バングラデシュに向かったロヒンギャの難民を乗せたボートが相次いで沈没している事故で、これまでに少なくとも99人の死亡が確認されていることが分かった。バングラデシュ当局は13日も、ロヒンギャとみられる7人の遺体が漂着したと明らかにした。

 バングラデシュの国境警備隊によると、漂着した遺体のうちの数人は、12日夜、両国を隔てるナフ(Naf)川の河口にある村の近くで転覆したボートに乗っていたとみられているという。また、「腐敗が進んでいた」という他の遺体はそれ以前に転覆した他のボートに乗っていた人物のものとみられ、同じ日にはさらに別の遺体2体も流れ着いたという。

 ロヒンギャを乗せたボートは、毎日のようにナフ川やベンガル湾(Bay of Bengal)を渡ってバングラデシュに到達している。バングラデシュのコックスバザール(Cox's Bazar)県を管轄する警察当局者は、死亡した99人の大半は未成年だと明らかにし、「数体の遺体には銃弾による傷もあった」と語った。

 また、警察や沿岸警備隊によると、ここ2週間で定員を大幅に超えた人を乗せたボートが最大6隻、転覆しており、そのほとんどが人を運搬するためのものではない小型のボートや粗末な釣り船だったという。
【翻訳編集】AFPBB News