(CNN) サルが写真家のカメラを使って「自撮り」した写真をめぐり、動物愛護団体「PETA」がサルの著作権を主張していた裁判で、写真家とPETAが和解に達したことが13日までにわかった。

PETAのウェブサイトに掲載された双方の共同声明によると、スレーター氏は今後、この写真で得た収入のうち25%を、インドネシアでクロザルの生息圏保護に取り組む団体に寄付することになった。

声明によると、PETAと同氏はともに人間以外の動物の権利拡大を支持し、この目標の実現に向けてそれぞれ努力を続けることで合意した。

法廷文書によると、写真はインドネシアにすむクロザルの「ナルト」が2011年、現地を訪れた英写真家、デービッド・スレーター氏のカメラで自撮りした。

この写真が百科事典サイトのウィキペディアに掲載され、スレーター氏は削除を要求。ウィキペディア側はサルが撮った写真に著作権は認められないと主張して注目を集めた。

これを受けてPETAは15年、写真を公開したり売ったりする行為はナルトの著作権侵害に当たるとして、米サンフランシスコの連邦地裁に訴えを起こした。同地裁は昨年1月、サルに著作権はないと判断。PETAが上訴していた。