いくのか?ではなく、むしろそれは時間の問題とも言えるだろう。ホッフェンハイムのユリアン・ナーゲルスマン監督に対しては、王者バイエルン・ミュンヘンからの関心が寄せられており、その噂はさらに熱を帯びて来ている。

バイエルンではだいぶ前から同氏のことをリストアップしており、現在監督を務めるカルロ・アンチェロッティ氏がいつの日か退任するときがきた際に、その後任候補と目されているところだ。さらにナーゲルスマン監督自身も、バイエルンは思い入れのあるクラブであることを公言。

そもそもナーゲルスマン監督の夢は、「大きな役割を演じられる立場にいること」であり、それを先日TVでのインタビューで語ったことも、憶測を過熱させるその要因となった。

「ミュンヘンに何年も住んでいたし、ミュンヘンにほど近い町の出身だ。妻も子供もミュンヘンに引っ越しているし、家も建てている。家族との繋がりがあるし、まさにあそこは僕たちのふるさとなんだ」

しかし「バイエルンで監督を務める機会が訪れなかったとしても、幸せな日々は過ごせるというものだよ」とも。さらに「実際にいま私は本当にとても幸せな人生を過ごしているのだ。バイエルンで監督をすることが良いということもあるかもしれないが、なにもバイエルン次第の人生を送るつもりはないよ」と言葉を続けている。

いずれにせよホッフェンハイムとの契約を2021年まで残すナーゲルスマン監督が、いつの日かビッグクラブのでの監督を率いてタイトル獲得を望んでいることは否定できないことであり、特にここまでバイエルン戦で3戦無敗、ここ2試合では2連勝中の青年指揮官が、バイエルンにとってより魅力が増していることだろう。

なおバイエルンはかつてユースチームの監督としてナーゲルスマン監督招聘へと動いた過去があり、その際はナーゲルスマン監督は最終的にホッフェンハイムのU19を率いることを決断。現在への飛躍へと繋がった。