アトレティコが敵地で圧倒もマノラス&アリソン好守連発のローマがしぶとく勝ち点1を拾う《CL》

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▽チャンピンズリーグ(CL)・グループC第1節、ローマvsアトレティコ・マドリーが12日にスタディオ・オリンピコで行われ、0-0のドローに終わった。

▽昨季プレミアリーグ王者のチェルシー(イングランド)、一昨季のCLファイナリストのアトレティコ(スペイン)、セリエA2位のローマ(イタリア)、カラバフ(アゼルバイジャン)という顔ぶれとなったグループCは、“死のグループ”と評される厳しい組み分けとなった。

▽2シーズンぶりのCL本選出場となるローマは、ディ・フランチェスコ新監督を新指揮官に招へい。先日の国内リーグでのホーム開幕戦でインテルに敗れたディ・フランチェスコ監督は自身のCL初陣でホーム初勝利を目指した。直近のサンプドリアとのリーグ戦が悪天候の影響で延期となったローマは、この一戦に向けて直近のインテル戦からファシオに代えてブルーノ・ペレスを起用した以外、同じメンバーで臨んだ。

▽一方、悲願のCL制覇を目指すアトレティコは、国内リーグでは開幕3試合のうち、2試合でドローとなるなど、厳しいスタートとなった。直近のバレンシア戦をゴールレスドローで終えたシメオネ監督率いるチームは、その試合から先発3人を変更。国内リーグ2試合を出場停止で欠場していたエースFWグリーズマンが復帰したほか、リュカに代えてゴディン、カラスコに代わってガビが復帰。中盤にセントラルMFタイプの4人が並ぶやや守備的なメンバー構成となった。

▽互いにインテンシティの高い入りとなった中、地力で勝るアトレティコが序盤から押し込んでいく。しかし、コケやグリーズマンのフィニッシュはローマゴールを脅かすまでには至らず。

▽その後は右ウイングのデフレルの個人技からローマが盛り返すも、アトレティコが主導権を握る形は変わらず。その流れの中で互いに決定的な場面を作り合う。ここまで劣勢のローマは32分、ボックス手前で得たFKの場面でコラロフの横パスをナインゴランが渾身の右足シュート。ゴール前の密集をすり抜けた低いシュートが枠の左隅を捉えるが、これはGKオブラクの圧巻のセーブに遭う。

▽すると、この直後にはアトレティコの鋭いカウンターから右サイドのサウールが折り返したボールをファーサイドでフリーのサウールがシュート。GKの脇を抜けたボールがゴールネットに吸い込まれるかに思われたが、ここはDFマノラスが決死のスライディングブロックで阻止するビッグプレーを見せた。

▽終始アトレティコペースもゴールレスで折り返した試合は、後半も大きな変化はなし。グリーズマンとビエットの質の高い動き出しに合わせてサウールやコケといったパサーが鋭いボールをローマ最終ラインの背後に通していく。56分にはボックス付近のビエットに絶好機も、ここはGKアリソンの好守に阻まれる。

▽押し込みながらも相手守備陣をあと一歩で崩し切れないアトレティコは、ビエットとガビに代えてコレアとカラスコという個で局面を変えられるタイプのアタッカーを早い時間帯に投入。対するローマはアタッカーのデフレルに代えて、DFファシオを投入。この交代でシステムを[3-5-2]に変更し、守備のテコ入れを図った。

▽試合終盤にかけては攻め疲れの見え始めるアトレティコに対して、ローマがペロッティやコラロフの仕掛けであわやPK獲得という場面を作るも、主審の笛はならず。逆に、猛攻を仕掛けるアトレティコはコレアやサウールが際どいシュートを放つが、序盤からの好セーブで完全に乗ったGKアリソンにことごとく阻まれる。後半アディショナルタイムにはCKからサウールが決定的なヘディングシュートを放つが、これもGKアリソンがビッグセーブ。さらに、こぼれ球をサウールが蹴り込むが、今度は右ポストを叩いた。

▽守備を特長とするアトレティコが押し込み、攻撃を特長とするローマが粘り強い守備で応戦する意外な内容となったビッグマッチは、ゴールレスドローに終わった。