特殊詐欺の手口を伝えながら、啓発ソングを歌う県警音楽隊のメンバーら=神戸市中央区

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 県内で相次ぐ特殊詐欺の被害を防ごうと、県警音楽隊が啓発ソング「サギ犯にワン・ツー・パンチ!〜歌ってなくそうサギ被害〜」を制作した。

 水前寺清子さんのヒット曲「三百六十五歩のマーチ」の替え歌で、特殊詐欺の特徴的な手口や対応方法を歌詞に盛り込んだ。音楽隊は「音楽の力で被害を減らしたい」としている。

 啓発ソングは、特殊詐欺の被害が急増していることを受けて7月に制作。歌詞は9番まであり、犯人が身内や警察官、百貨店の店員をかたるオレオレ詐欺や還付金詐欺、電子マネーをだまし取る架空請求詐欺など、代表的な手口を紹介。「電話でお金の話には疑う心を持ちましょう」などとアドバイスし、警察と協力して犯人を捕まえる「だまされたふり作戦」も提案する内容になっている。

 音楽隊は8月25日には、神戸市中央区の地下街「デュオこうべ」で、啓発ソングを披露するコンサートを開催。買い物客らに歌詞カードを渡し、サビ部分の「サギ犯に ワン・ツー・パンチ 確認・相談・110番」を一緒に歌った。同市兵庫区水木通の主婦、野村千枝子さんは「歌で聞くと分かりやすい。詐欺に遭わないよう、知らない番号は拒否する電話機を使って対策しているが、これからも気をつけたい」と話した。