今年4月1日現在の県内総人口に占める65歳以上の高齢者の割合(高齢化率)は28・2%で、前年より0・6ポイント伸びて過去最高を更新したことが県福祉長寿局のまとめで分かった。

 男女別では女性が31・1%、男性が25・2%で、男性は初めて25%を超えた。

 高齢者のみで構成する世帯も県内全世帯の24・4%に上昇。特に男性の1人暮らし世帯は6万8438世帯と、10年間で約2・1倍に増えた。高齢者の1人暮らし世帯は20万3709世帯で、全体の13・1%を占める。

 市町別で高齢化率が最も高かったのは西伊豆町の48・0%で、川根本町の47・5%、熱海市の45・5%、南伊豆町の44・1%、松崎町の43・8%がこれに続く。総じて伊豆半島や山間部で高く、特に賀茂地域は1市5町全てで後期高齢化率(人口に占める75歳以上の割合)が20%を超えた。これらの地域では、企業の数が少なく、進学や就職を機に若年層が都会に流出していることが原因とみられる。

 逆に、高齢化率が最も低かったのは長泉町で21・4%。首都圏へのアクセスのよさを武器に雇用や子育て支援を充実させ、出生率が県内1位となるなど、若年層の呼び込みに成功していることが要因と考えられ、同じく県東部で子育て支援に力を入れる御殿場市や裾野市などでも高齢化率は低かった。

 年代別ではこの10年間で65〜74歳が1・22倍、80〜89歳が1・45倍、90〜99歳が1・74倍、100歳以上が2・23倍となっており、年代が上がるほど伸び率が増す「高齢者の中の高齢化」が進んでいる実態が浮き彫りになった。前年比の伸び率は25年の1・1ポイントをピークに4年連続で下落しているが、これは団塊の世代が既に65歳以上に達しているためで、団塊の世代が75歳にさしかかる5年後以降は、後期高齢化率がさらに上がっていくものとみられる。28年の後期高齢化率は前年比0・6ポイント増の13・9%だった。