関東三大祭の一つとされる「石岡のおまつり」が16日、石岡市で開幕する。

 移動式の小屋の先端に獅子頭が付いた「幌獅子(ほろじし)」や、巨大な人形を飾る豪華絢爛(けんらん)な山車が見どころだ。今年は新たに幌獅子や山車がどの場所を巡行しているのか見物客が把握できるよう、GPS(衛星利用測位システム)を使った位置情報配信サービスを導入する。また、数量限定の「おまつりカード」も作成し、見物客に同市最大の祭りを楽しんでもらい、石岡市の魅力をアピールする構えだ。18日まで。

 同サービスは、パソコンや携帯端末から専用サイトにアクセスすると、GPS発信端末を設置した幌獅子32台、山車12台の位置情報がリアルタイムで確認できる。トイレや駐車場、案内所、祭事情報も表示される。埼玉県の企業が開発したシステムを採用した。

 昨年は試験的にサービスを実施し、市内3カ所に設けたモニターから、幌獅子と山車計15台の位置情報を確認できるようにしたところ、見物客に「便利だ」と好評だった。

 同サービスに加え、今年は「おまつりカード」を新たに作成した。2千枚の限定で、表に山車の写真、裏には石岡のおまつりの説明が記されている。期間中に、指定された市内3カ所の撮影スポットと、幌獅子や山車を撮影した画像4点を市観光案内所に提示するともらえるという。

 同市観光協会の木下明男会長は「見たいと思った山車がすぐに分かり、トイレなども探し歩かずに済むので、おまつりを十分に堪能できるはず」と自信を示す。「17日の大行列が一番の呼び物」と語り、来場を呼びかけている。

 石岡のおまつりは、常陸国総社宮(同市総社)の例大祭の通称。3日間で例年約40万人が訪れる。 (海老原由紀)