明治期に琵琶湖の水を京都市に流すために築かれた人工水路「琵琶湖疏水(そすい)」について、京都市や大津市などでつくる「琵琶湖疏水沿線魅力創造協議会」の初会合が12日、京都市内で開かれた。

 来春から本格運航を行う観光船「通船」について、春と秋を中心に、年間約80日間の営業運航を実施する方針などを確認した。

 京都市によると、琵琶湖疏水を通る船の試験運航は平成27年度以降、大津−京都・蹴上間(約7・8キロ)で、春と秋にそれぞれ10日間程度を実施。昭和26年に途絶えた通船復活に向け、新たに建造した船舶による試験運航を11月ごろに行い、来年春の本格運航に備える計画という。

 同協議会は京都、大津両市や商工会議所、観光協会、京阪ホールディングス、JR西日本、JR東海の関係者らで構成。これまでの実行委員会を発展的に解消し、設立された。

 この日発足した協議会の会長に就任した京都市観光協会の長谷川淳一専務理事は「明治の貴重な財産を新たな観光資源とし、国内外に魅力を発信していきたい」とあいさつした。

 通船復活は、来年の京都市の明治150年記念事業の一環としても位置づけられる。