国土交通省は、外国人旅行者が運転するレンタカーの交通事故を防ぐための実証実験を、新千歳、中部、関西、福岡、那覇の5空港周辺で今秋以降に実施する案を有識者研究会に示した。

 訪日客に事前の同意を得た上で、運転する車に搭載された自動料金収受システム「ETC2・0」を使い、急ブレーキを踏んだ場所や走行経路などのデータを集め、事故の危険性が高い場所を割り出す。

 事故防止の実験は、首都圏以外で訪日客のレンタカー利用が多い空港がある地域を選定した。

 また、人工知能(AI)を活用した観光地の渋滞緩和策の実験を、神奈川県鎌倉市と京都市で実施する案も示された。

 観光地の渋滞緩和策は、ETCや街頭カメラで収集した交通量などのデータを基にAIが混雑する時間帯や場所を予測。警察が交通規制や信号の点灯時間を変更するなどして渋滞解消につなげる。

 来年度以降、長野県軽井沢町と神戸市でも実験を実施することを検討する。