大沢正明知事は12日、総額で54億8711万円の平成29年度9月補正予算案を内示した。

 補正後予算は7304億5548万円。20日開会の県議会に提出する。今回の予算額は例年並みの金額という。

 新規事業は、東部児童相談所の移転整備(8842万円)や人工知能(AI)を活用した農業技術開発研究(844万円)など。そのほか、前橋赤十字病院建設事業費補助に2億6893万円、道路整備などの公共事業費に32億1700万円を計上した。東部児童相談所は、太田市内の既存施設から5キロほど離れた地点に、定員30人の新たな一時保護所を整備し、32年度初めの開所を目指す。県内には前橋市の中央児童相談所にしか一時保護所がなく、定員36人を超える日が27年度に120日間、28年度に80日間、29年度7月末までに86日間−などと手狭な状況が続いている。

 同日会見した大沢知事は、「問題を抱えている子供たちが多床室に入ることには課題もある。しっかりと整備していきたい」と話した。

 また、農業技術開発研究については、国の農業・食品産業技術総合研究機構などと連携し、スマートフォンで葉を撮影するだけで病害虫の診断をできるようにするなど、最先端技術開発の研究に取り組んでいくという。