話題の「たべプリ」。YouTubeではなくMeTubeとなっている=共親製菓のホームページより

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 駄菓子屋でよく見かける、モチモチとした食感の1センチ四方のつぶつぶ。プラスチックケースに規則正しく並んだ「さくらんぼ餅」のことです。再来年で発売40年を迎えるロングセラーの姉妹品が「これが時代か」と話題になっています。当時20代だった専務のアイデアで生まれたという「まるでiPhoneのような商品」について取材しました。

【画像】話題のパッケージはこちら。中身の写真も。当然つまようじが付属、さくらんぼや青リンゴも

ツイッターで話題に

 今月9日、「これが時代か」という文言とともにツイッター投稿された画像。そこに写っているのは「さくらんぼ餅」の姉妹品「たべプリ」です。

 規則正しく並んだ餅あめのパッケージには、それぞれを隠すように「マップ」「カメラ」「ミュージック」といったアイコンが配置されており、スマホのホーム画面をイメージした作りになっています。

 まもなく40年を迎えるロングセラー商品と、最先端ガジェットであるスマホの組み合わせに対し、「時代に合わせたなかなか良い柔軟性」「時代を先取りするお菓子」といったコメントが寄せられ、この写真投稿のリツイートは2万4千、いいねは3万2千を超えています。

さくらんぼ餅・青リンゴ餅の会社です

 この商品を製造・販売しているのは共親製菓(名古屋市)です。

 餅あめを発売したのは1979年。発売当時から変わらない定番の味「さくらんぼ」「青リンゴ」に加え、現在は「ぶどう」「みかん」などもあります。

 いずれも1袋12つぶ入りで税抜き30円ですが、今回話題になっているのは、2013年に発売されたピーチ・マンゴー・青りんごの3種類が入った「たべプリ」という商品です。

 発売のきっかけについて、専務の安部隆博さん(32)は「当時発売されたiPhoneと餅あめのサイズがほぼ同じだったんです。見た目で楽しんでもらおうと企画しました」と話します。

 「たべプリ」のパッケージは全4種類。色だけでなくアイコンを変えてあったり、QRコードをスマホで読み込むと共親製菓のページに飛ぶようにしてあったり、細かな点までこだわっています。

「ありがたい限りです」

 共親製菓の駄菓子を買っているのは、中学生以下の子どもが約9割を占めます。そのため、「時代の流れよりも、世代を優先してフォローする」を商品開発のコンセプトにしているそうです。

 「もちろん、たべプリも世代を意識していますが、この商品はより多くの人に餅あめを知ってもらうための広告的な要素が強いですね」と安部さん。

 新型iPhoneの発表直前に話題になったことについて、「もともと『この商品を売ろう』というよりは話題性を狙った商品だったので、広めてもらってありがたい限りです」と話します。