序盤からホームチームを圧倒したパリSGは、自慢の3トップが躍動した。 (C) Getty Images

写真拡大 (全2枚)

 現地時間9月12日、セルティック・パークでチャンピオンズ・リーグのグループステージ第1節のセルティック対パリ・サンジェルマンが開催された。
 
 今夏の移籍市場で大型補強を展開したパリSGのパフォーマンスに大いに注目が集まった一戦は、そのフランスの名門が期待に違わぬ実力を見せつける。
 
 序盤からボールを支配し、セルティックを自陣に貼り付けにしたパリSGは、19分にさっそく均衡を破る。ハーフウェーライン付近でボールを持ったアドリアン・ラビオの敵ゴール前へのスルーパスに抜け出したネイマールが冷静にゴールへと流し込んでネットを揺らしたのだ。
 
 今夏の移籍市場で史上最高額の値がついたブラジル代表FWの得点で試合を動かしたパリSGは、なおもセルティックを攻め立てて、34分に追加点を挙げる。
 
 右サイドを攻め上がったマルコ・ヴェッラッティのクロスボールをネイマールがヘディングで落とすと、そのボールをキリアン・エムバペが右足で豪快に押し込んだ。
 
 新戦力が期待通りの働きを見せて、スコットランド王者を圧倒したパリSGは、前半終了間際に早くも試合を決定付けるような一撃を見舞う。40分、相手CBのヨゾ・シムノビッチに倒されて得たPKをエディソン・カバーニが落ち着いて決めたのだ。
 
 自慢の3トップの得点でホームチームを突き放したパリSGは後半も素早く、正確なパスワークを披露して試合を支配する。一方のセルティックは両ウイングを起点に敵陣へと攻めに出るも、ゴール前でプレー精度を欠いて相手守備陣を脅かすにはいたらなかった。
 
 後半も試合を優位に進めたアウェーチームは83分に途中出場のユリアン・ドラクスラーのクロスボールが、相手CBのミカエル・ルスティグのオウンゴールを誘発して4点差とする。
 
 相手の戦意を完全に喪失させたパリSGは、さらに85分にも左サイドをオーバーラップしたレイバン・クルザワのアーリークロスをファーサイドでカバーニが詰めて5-0とした。
 
 残り時間も巧みなパスワークで時間を経過させたパリSGは、最後までセルティックを寄せ付けず。試合は結局、5-0でアウェーチームが大勝した。
 
 悲願のチャンピオンズ・リーグ制覇に向けてこれ以上ないスタートを切ったパリSG。次節は本拠地パルク・デ・プランスで、バイエルンを迎え撃つ。