2ゴールを奪い、2点目もそのドリブルから創出と大活躍だったメッシ。今シーズンから再びコンバートされた「偽のCF」で輝きを放った。(C)Getty Images

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 現地時間9月12日、チャンピオンズ・リーグのグループステージD組1節で、バルセロナがユベントスを3-0で下した。
 
 ホームのバルサは、今夏にドルトムントから獲得したデンベレが加入後初先発。4-3-3の最前線でメッシ、スアレスと新トリデンテを形成した。
 
 一方のユーベはキエッリーニ、ヘーベデス、ケディラ、マンジュキッチ、クアドラード、マルキージオと6人が負傷欠場。通常の4-2-3-1ではなく4-3-3に近い布陣を組んだ。
 
 序盤からゲームを支配したのはやはりバルサ。ポゼッションで有利に立ち、積極的に攻め入った。それでもユーベの抵抗に遭ってなかなかゴールを奪えずにいたが、前半終了間際に先制に成功する。メッシがスアレスとのワンツーで敵守備陣のわずかな隙間に入り込むと、得意の左足を一閃。ボールはサイドネットに突き刺さった。
 
 ユーベは失点直前の41分にデ・シリオが怪我でストゥラーロと交代。さらなる故障者を出したうえに失点して、不安を抱えたままハーフタイムを迎えた。
 
 後半も押し気味に試合を進めたバルサは56分、追加点を奪う。右サイドを突破したメッシのクロスは相手にクリアされたが、これをラキティッチがスライディングしながら押し込んだ。
 
 2点のビハインドを背負って後がなくなったユーベは、63分にベンタンク―ルを下げてベルナルデスキを投入。今夏にフィオレンティーナから獲得したファンタジスタの打開力に懸けた。
 
 しかし69分、バルサが決定的な3点目を奪う。ペナルティーエリア手前の右寄りからドリブルで一気に加速して中央に切れ込んだメッシが、再び左足でゴールネットを揺らしたのだ。
 
 ユーベは80分過ぎにディバラ、ベナティア、ベルナルデスキが立て続けに得点機を迎えるも、いずれもゴールならず。結局、試合はこのままバルサが3-0でモノにした。
 
 今夏はネイマールをパリSGに強奪され、その後の補強にも疑問の声が挙がっていたバルサだが、昨シーズンの準優勝チームに圧勝する見事なCL初戦だった。
 
 一方のユーベはアウェーなうえに怪我人続出というエクスキューズはあったものの、攻守ともに物足りず、ショックが小さくない大敗となった。