川崎初のACL4強へ、中村憲剛が描く勝利の方程式 浦和の新カラー警戒も持論展開

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結果にかかわらず、浦和を1点以下に封じれば川崎は準決勝進出

 川崎フロンターレの元日本代表MF中村憲剛は12日、浦和レッズとのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の準々決勝第2戦を翌日に控え、「勝てば上に行けるのはハッキリしていること」と雑念を取り払う考えを示した。

 川崎は8月23日の第1戦で3-1と快勝。中村自身もトップ下で自由にプレーし、浦和守備陣を苦しめ続けた。初戦でフル出場した浦和のMF青木拓矢は「(川崎は)攻撃を作る時に、枚数が多い。人数をかけてくる分、捕まえ切れないことがある」と、中盤の攻防では分の悪さを感じたと語る。中村を含め、日本代表MF大島僚太、MFエドゥアルド・ネットが絡むトライアングルは、攻撃的な川崎を中央から回転させる「エンジン」になっている。

 初戦にホームで2点差をつけて勝利した状況を考えれば、川崎は浦和を1点に抑えればどんな結果であれ準決勝に進出できる。しかし、中村は「しっかり勝ち切って帰るのを大目標に。もちろん、そこから点差とか、0-0とかのシチュエーションが変わってくるのでやることは変わってきますが、それでもしっかり勝てば上にいけるのはハッキリしていることなので」と、あくまでも勝利を前提とした“方程式”を思い描く。

 浦和は先週末のリーグ第25節の柏レイソル戦で、4バックシステム(4-1-4-1)を本格的に導入した。中村はミハイロ・ペトロヴィッチ前監督から堀孝史監督に交代した浦和の変化を警戒しつつも、それに自分たちが影響を受けすぎてはいけないと持論を展開する。

「自分たちがどれだけボールを持てるか」

「あれ(監督交代)から1カ月経ってないくらいだと思いますが、新しい監督の色は出てきてると思います。そこはシステムとメンバーの構成を見れば分かる通りですし、やってくることも1戦目とは多少違ってくるところもある。ただ、それ以上に自分たちがどれだけボールを持ってやれるかだと思うので。攻められるところもあると思いますが、そこをしっかりゼロで抑えて我慢する。逆に失点したとしても慌てない。とにかくブレずにやるのが大事だと思います」

 今季はリーグ戦と合わせて浦和に2戦2勝、合計7得点と浦和の守備陣を攻略している。中村自身はゴールこそないが、「常に決めるつもりでやってるので、明日もチャンスがあれば打つし、それでチームの姿勢が出せればいい」と話し、ボールとゲームを支配することで浦和の攻撃回数を減らすつもりだ。

 川崎の大黒柱の頭の中には、浦和との日本勢対決を制してクラブ史上初のベスト4に進出するイメージが出来上がっている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images