12日、韓国メディアによると、米ニュージャージー州フォートリーで韓国人高校生らが推進してきた慰安婦碑の設置が、日本の団体の強い反発により頓挫の危機を迎えている。写真は米ニュージャージー州ハッケンサックにある慰安婦の碑。

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2017年9月12日、韓国・中央日報によると、米ニュージャージー州フォートリーで韓国人高校生らが推進してきた慰安婦碑の設置が、日本の団体の強い反発により頓挫の危機を迎えている。

日本の団体「なでしこアクション」とニューヨーク・ニュージャージーに住む日本人女性らで作る団体「ひまわりJAPAN」の会員約15人は7日に開かれたフォートリー市議会の月例会議に出席。慰安婦碑の建立事業に反対する意思を表明し、直ちに中断するよう求めた。

このため、同日行われる予定だったフォートリー市議会の慰安婦碑建立に対する最終承認手続きは保留となり、協議は次回に延期された。

団体の会員らは「慰安婦碑の建立により日系の子どもたちがいじめの対象になる可能性があり、教育上よくない」などと主張した。中央日報によると、フォートリーへの慰安婦碑建立に対する妨害活動には日本政府も関与している。

一方、慰安婦碑の建立を主導している韓国人高校生らの団体「YCFL」は「慰安婦碑が原因で日系の子どもたちがいじめを受けるとの主張は憶測に過ぎない」とし、「むしろ間違った歴史認識を正すことが日系の子どもたちの教育にもいい」と述べ、慰安婦碑の建立を予定どおりに推進すべきと強調した。

日本の団体や政府による妨害活動は今後も続くとみられているが、一部では「フォートリー市長や市会議員が慰安婦碑の建立に肯定的な反応を示しているため、妨害活動は大きな影響を与えない」との意見も出ているという。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「子どもたちは自分の耳で聞き、自分の目で見て、自分の頭で考えるべきだ。大人の考えや欲望をそのまま受け継ぐべきではない」「フォートリー市長らを応援している」など慰安婦碑の建立に賛成する声が寄せられている。

一方で「過去の歴史を反芻するなら、それに相応する解決策も考えなければならない。何の対策もなしに2、3世の歴史教育について語るのは恥ずかしいことだ。それに今は慰安婦問題より先に、大型ハリケーンなどの自然災害で苦しんでいる人たちを助けることの方が大事なのではないだろうか」との意見も。

そのほか、「どの国にも自国の利益しか考えない人たちがいる。当然のことだ。ただ、なぜ韓国には自国より日本の利益を考える親日派が多数存在しているのだろう?本当に不思議」との疑問を投げかけるユーザーや、「日本と慰安婦合意を結んだ朴槿恵(パク・クネ前大統領)の支持者らも妨害活動に加わっているのでは?」と懸念を示すユーザーもいた。(翻訳・編集/堂本)