セクシーな魅力全開の水原希子
 - (C) 2017「民生ボーイと狂わせガール」製作委員会

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 テレビドラマ&映画『モテキ』に続く“ボーイ・ミーツ・ガール”もののラブコメ『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』(9月16日公開)を完成させた大根仁監督が、「出演が叶わなかったら企画を下ろすつもりだった」と言うほどこだわった、ヒロイン・あかり役の水原希子の起用理由を明かした。

 ライター、漫画家、コラムニストの渋谷直角の同名漫画に基づき、奥田民生にあこがれる33歳の雑誌編集者・コーロキ(妻夫木聡)が、仕事で出会った小悪魔的モテガール・あかりに狂わされていくさまを切実かつコミカルに描いた本作。映画化の理由ついて大根監督は、原作者・渋谷と個人的に親しかったこと、この漫画が映像向きだったこと、そして「あかりというキャラクターが、うまくすれば邦画の恋愛ものでこれまで登場してこなかった新しいヒロイン像として、面白くかっこよくかわいく撮れるんじゃないかなと思った」ことを挙げた。

 映画化にあたり特にこだわったのが、出会う男性たちをとりこにしていく美女あかり役のキャスティング。大根監督と水原の交流が始まったのは約5年前。大根がTwitterで、篠山紀信が撮影した水原の写真を褒め、それに対して水原が反応したことから始まる。「希子ちゃんはすごくスレンダーな印象はあるけど、お尻にはボリュームがあって」と水原のボディーパーツの中でとりわけお尻に着眼。

 さらに、『バクマン。』(2015)の撮影中に偶然、『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』(2015)を撮影していた樋口真嗣監督と出会い、ミカサ役で出演していた水原を紹介してもらったという。「希子ちゃんの上半身に特殊メイクの傷があったんです。で、『今すごい傷があるんですよ、ほらコレ!』って初対面の僕におなかを見せてくれて、すごくいい子だなあと」と初対面からフレンドリーだった水原の印象を振り返る。

 『民生ボーイ』の劇中、水原は肌の露出も多く大胆なラブシーンも披露しているが、大根監督は「大方は事務所が露出をガードするもの。キスシーンやベッドシーンはどのぐらいのレベルなのか、そういうことを確認され難色を示されるのが通例ですが、希子ちゃんは日本の芸能界の規格サイズに収まっていないところがある」と水原の個性、意識の高さを評価。

 本作の水原と同様、映画『モテキ』(2011)でも長澤まさみが大胆なラブシーンに挑み注目を浴びたが、「わかりやすく言えば『メリーに首ったけ』(1998)のキャメロン・ディアスのような芝居、日本の女優にもあれぐらいはやってほしい」というのが大根監督のスタンス。「きれいでエロくてかわいいんだから武器は使おうよと。映画版『モテキ』の長澤まさみにしたって当時、すごくポテンシャルがあったし、なんでもっとセクシーに撮らないんだろうと疑問に思っていた」と本音を語る。

 『民生ボーイ』でも水原に前提として「持っている武器は全部使おう、露出は惜しまないでほしい」と話したと言い、撮影でこだわったポイントを明かす。「希子ちゃんの最大の武器はスタイルですから、なるべく全身フルサイズで撮るというのは意識していました。例えば、コーロキがあかりのジーパンのお尻にくぎづけになるシーンとかはテレビ画面くらいの大きさではあまり効いてこないんですけど、スクリーンサイズだと効いてくるので」。そんな大根監督の明確な狙いが具現化された本作では、まさに本領発揮といった感で水原のセクシー&キュートな魅力がスパークしている。(取材・文:編集部 石井百合子)