日本がロシアW杯出場を決めたアジア最終予選のオーストラリア戦でMF香川真司は出場なしに終わっていた

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 日本代表MF香川真司が12日、自身の公式ブログ(https://lineblog.me/kagawa/)を更新し、W杯出場決定の喜びや、若手世代の台頭、周囲からの声などについて語っている。

 この日の日付をタイトルにした記事を投稿した香川は、冒頭で「少し落ち着いてからブログを書こうと思っていたので」と説明。「ワールドカップ出場を決められたことが本当に良かったです」と来年に行われるロシアW杯出場権を得た喜びを報告した。

 その一方、「僕はオーストラリア戦には出場できませんでしたが、チームとして結果が出た事」と自身の立場にも言及し、「選手の中で若い力が出てきた事。裕也、陽介、拓磨、勢いのある素晴らしい選手です」とFW久保裕也、MF井手口陽介、FW浅野拓磨とチームメイトの名前をあげて称えた。

 それでも、若手選手にポジションを譲るつもりはない。「ドルトムントでは、10代の選手ともポジションを争います。それがサッカー。自分にとっての危機感やエゴ色々な思いもあります。ただそれは自分の中で消化して次に向かいます」「個人としては、ただまだまだ負けられない。僕はまだまだチームでも代表でも、上を目指してやっていきたい。その明確な意志、信念がよりハッキリしたのかなと思います」と決意を新たにした。

 文中では「外からは僕の耳にも色々な意見は聞こえてはきます」と周囲の雑音も吐露。そのうえで「ただ僕はサッカー選手として何がベストで何が自分にとって大事かを理解しているつもりです。目の前にある目標が定まった中、これからのサッカー人生。楽しみでしかありません」と目前のプレーに集中する気持ちを記している。

 香川は今季、肩の負傷の影響もあり、所属先のドルトムントではベンチスタートが続く。しかし、「コンディションも上がってきてますし、今の自分の状況をチームと話しあい進めています。慌てずに、一歩一歩。僕らしく」と着実に状態が良くなっていることを報告した。

「また新しい目標に向かい努力していきます。これからも応援よろしくお願いします」

 9か月後の大舞台に向けて、日本の背番号10が再スタートを切る。


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