「IT イット “それ”が見えたら、終わり。」が首位デビュー (C)2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

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 秋興行がスタートした全米ボックスオフィス。先週末は2本の新作が公開され、スティーブン・キング原作の名作ホラーを映画化した「IT イット “それ”が見えたら、終わり。」が、業界の予想を大きく上回るオープニング興収約1億2300万ドルをあげて、首位デビューを果たした。

 OP興収約1億2300万ドルは、9月はもちろん、10月公開作を含めても歴代最高記録。例年、秋の初めは業界全体として興行的に苦戦することが多いが、今回の「IT」はそんな常識を吹き飛ばす異例の特大ヒットとなった。ちなみに今年のOP興収では「美女と野獣」(3月/約1億7470万ドル)、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス」(5月/約1億4600万ドル)に続く3位。

 同作は1986年に発表されたキングの代表作を初めて映画化した作品(1990年の作品はテレビ映画)。子供時代に体験した恐怖と再び対峙するため、故郷の米メイン州デリー(キング作品に頻繁に登場する架空の町)に戻ってきた7人の戦いが描かれる。レビューは上々で、2億ドル超えはほぼ間違いなさそうだ。監督はジェシカ・チャステイン主演のホラー「MAMA」で知られるアルゼンチン出身のアンディ・ムスキエティ。同作での<恐怖の象徴>として存在するピエロのペニーワイズには名優ステラン・スカルスガルドの息子ビル・スカルスガルド。また脚本に「ビースト・オブ・ノー・ネーション」「TRUE DETECTIVE 二人の刑事」のキャリー・ジョージ・フクナガも名を連ねている。

 首位に1億ドル超の差をつけられて2位デビューとなったのは、リース・ウィザースプーン主演のラブコメ「Home Again」。夫と別れ、2人の娘とともに実家のあるロサンゼルスに帰ってきた40歳ママの新たな恋愛模様が描かれる。製作に「恋愛適齢期」「ホリデイ」などのラブコメで知られるナンシー・マイヤーズ。監督・脚本はこれが長編デビュー作となるマイヤーズの娘ハリー・マイヤーズ・シャイア。

 3位は前週まで3週連続の首位だった「ヒットマンズ・ボディガード」で、累計は約6400万ドルにとどまっている。

 今週末は、先日終了したベネチア国際映画祭で絶賛されたジェニファー・ローレンス、ハビエル・バルデム、エド・ハリス、ミシェル・ファイファー出演のミステリードラマ「マザー!」(ダーレン・アロノフスキー監督)に、ディラン・オブライエン&マイケル・キートン主演のアクションスリラー「American Assassin」などが公開となる。