70年代の名曲「渚のアデリーヌ」を聴きながらドライブ 『50年後のボクたちは』本編映像

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 9月16日に公開される映画『50年後のボクたちは』より、本編映像が公開された。

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 本作は、ドイツの大ベストセラー小説を『ソウル・キッチン』『消えた声が、その名を呼ぶ』のファティ・アキン監督が実写化したロードムービー。クラスのはみだし者の14歳のマイクと、風変わりな転校生チックが、夏休みに無断で借用したオンボロ車“ラーダ・ニーヴァ”に乗って、一生忘れることのできない、無鉄砲で考えなしの旅に出る模様を描く。

 このたび公開された映像は、マイクとチックが無断借用したオンボロ車“ラーダ・ニーヴァ”に乗っている様子を捉えたもの。「地図もスマホもない。これじゃ行けないよ」と嘆くマイクは、車の中で1本のカセットテープを発見する。そのジャケットに書かれたアーティスト名をチックが“リシャール・クレイダーマン”と読むと、マイクはそのテープをカセットデッキにセットして流し始める。音楽に気を取られたチックはハンドル操作を誤り、周りのドライバーから罵声を浴びせられる。

 このシーンをはじめ劇中で幾度と流れる楽曲は、原作にも同じように登場する、リチャード・クレイダーマンの「渚のアデリーヌ」(原題:Ballade pour Adeline)。1976年にリチャード・クレイダーマンの演奏で発売され、世界各国で大ヒットを記録し、日本でも1978年に「渚のアデリーヌ」という邦題でこれまでに何度も発売されている。

 メガホンを取ったアキン監督はDJとしての顔も持っており、「渚のアデリーヌ」だけ古ぼけて浮いてしまわないように、劇中ではトム・トム・クラブの「悪魔のラヴ・ソング」(原題:Genius of Love)も使用。さらに、ザ・ホワイト・ストライプスやメーガン・トレイナー、ビヨンセの楽曲も。マイクは自身が恋する学校イチの美女タチアナが好きという理由でビヨンセの曲を聴いている。

 そんなマイクの外見について、アキン監督は「私は彼がオルタナ系ロックにハマっていると思いました。今90年代のリバイバルがファッションやヘアスタイルの分野であって、コスチュームとメーキャップのチームに『僕のマイクはグランジ・ロッカーのようにしてくれ。フランネル地の服を着て、カート・コバーン風のヘアカットに』と言いました」と語っている。(リアルサウンド編集部)