入団決定以降、爆発的なセールスを記録しているネイマールのユニホーム。その売り上げは天井知らずである。 (C) Getty Images

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 バルセロナからネイマールを引き抜いたパリ・サンジェルマンには、ファイナンシャル・フェアプレー(FFP)を順守できるのかと懐疑的な目が向けられている。
 
 だが、依然として「問題はない」と強調し続けているナセル・アル・ケライフィ会長は、むしろ『ネイマール・バブル』でうれしい悲鳴を上げているようだ。
 
 ネイマールの獲得に2億2200万ユーロ(約284億円)という史上最高額を支払ったパリSGは、FFPへの抵触を指摘されている。だが、アル・ケライフィ会長は英紙『テレグラフ』のインタビューで、「収益を20〜40%増やし続ける」計画を強調している。
 
「FFPの基準を満たすまで1年ある。みんな、リラックスして自分のプロジェクトに集中すべきだ。我々は自分たちのプロジェクトを進めることを考えている。
 
 他クラブからの「調査すべき」という重圧はあるが、UEFAはそれに左右されないだろう。とても真面目でプロフェッショナルだからね。ただ、何度でも自信があると言っておく。すべてのクラブをリスペクトしているし、我々はすべてのルールと規則を守っているよ」
 
 そんなネイマールの移籍は、世界中で話題となった。特に、母国ブラジルでの反響は相当なものだったようだ。アル・ケライフィ会長はブラジル『グローボTV』のオーナーとの会話を明かした。
 
「ネイマールのお披露目を見たブラジル人がどれほどか聞かされたよ。デビュー戦ではなく、お披露目だ。私が500万人とか1000万人とか答えたら、彼は8500万人だと答えたんだ。素晴らしいよ」
 
 無論、そうしたネイマール人気はクラブの売り上げにも繋がっている。テレグラフ紙によると、ネイマールが契約した日のユニホーム売り上げは、これまでの10倍を記録。わずか1か月でパリのクラブショップ来店客数は75%も増え、グッズの販売数は21万品にものぼったそうだ。
 
 実際、ナイキがサプライヤーを務めるパリSGのユニホームが売り切れとなる恐れもあるという。アル・ケライフィ会長も「今の我々には解決すべき問題がある。ユニホームが足りないんだ!」と明かしている。
 
「先週はアメリカにいたんだが、どこでもパリSGのユニホームを目にした。アジアや南米、中東でもそれは同じだ」