3試合目で初得点を挙げた武藤(右)と日に日に存在感が増している柴崎(左)。今後の活躍に期待が高まる。(C)Getty Images

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 ウェブサイト『WhoScored.com』が発表している個人採点をもとに、欧州で活躍する主な日本人選手の先週末の試合のレーティングをまとめて紹介する(新聞や放送メディアなどよりも全体的に点数は高め)。
 
 代表ウィーク明けということもあり、岡崎慎司(レスター)や吉田麻也(サウサンプトン)などレギュラー格の選手も出番がないなか、7.56点というハイスコアを叩き出したのが、マインツのFW武藤嘉紀だ。
 
 0-1で迎えた前半終了間際、左SBダニエル・ブロジンスキのクロスを難しい体勢から左足のハーフボレーでゴールに捻じ込み、待望のシーズン初ゴール。この同点弾が呼び水となり、後半に2点を奪ったマインツは、今シーズン初勝利を飾っている。
 
 ドイツの老舗サッカー雑誌『キッカー』が、「ホームスタジアムが熱狂のるつぼと化した。ムトウが目の覚めるような一撃を見舞ったのだ」と報じるなど、現地メディアも称賛する活躍を見せた武藤の採点は、チームで2番目の高得点だった。
 
 対照的にインパクトを残せなかったのが、ケルンのFW大迫勇也だ。2トップの一角として先発し、途中からボランチを担いながらフル出場。ボールには絡んだものの、肝心のシュートは1本のみで、シーズン初得点はお預けとなった。チームも開幕3連敗を喫し、6.15の低評価も仕方なしか。
 
 ヘタフェのMF柴崎岳には、これまでの2試合(いずれも6.43点)を上回る6.63点が付いた。日本代表のサウジアラビア戦(80分)から中2日という厳しい条件のなか、いつも通りセカンドトップで先発して63分までプレー。柔らかいタッチで度々ボールを収め、15分に巧みなキープからチームの初シュートを放つなど、小さくない存在感を発揮した。ゴールには絡めなかったとはいえ、初勝利(2-1)に貢献している。
 
 ヘーレンフェーンの中盤で不動のレギュラーの座を掴み、採点でもハイアベレージをマークしているのが、小林祐希だ。前節もここまで無敗だった強豪PSV撃破に貢献し、7.13点の高評価。王者フェイエノールトと並び無敗(2勝2分け)を維持するチームにあって、いまや不可欠な存在となっている。
 リーグ・アン組の酒井宏樹(マルセイユ)と川島永嗣(メス)は、ともに悔しい結果に終わった。
 
 レンヌ戦に右SBで先発出場した酒井は、開始10分で2点のリードを奪われたこともあったのか、38分でまさかの交代。見せ場はほとんどなく、採点は6.18点だった。
 
 大型補強を敢行したパリ・サンジェルマンと対戦した川島は、前半こそ好セーブでピンチを凌いで1失点に留めたものの、退場者を出した後半は力の差を見せ付けられた。パリSGでのデビューを飾ったキリアン・エムバペやネイマールらに次々とゴールを許して5失点。6.16点と大量失点でも6点台だったのは、そもそもGKにはノーチャンスの失点が多かったのと前半の奮闘が考慮されたからだろう。
 
採点は下記の通り。※[ ]内は今シーズンの平均採点
 
プレミアリーグ
岡崎慎司(レスター)出場なし[6.97]
吉田麻也(サウサンプトン)出場なし[6.99]
 
リーガ・エスパニョーラ
柴崎岳(ヘタフェ)6.63[6.50]
乾貴士(エイバル)6.26[6.52]
 
セリエA
長友佑都(インテル)出場なし[6.93]
 
ブンデスリーガ
武藤嘉紀(マインツ)7.56[6.90]
浅野拓磨(シュツットガルト)6.15[6.46]
大迫勇也(ケルン)6.15[6.35]
酒井高徳(ハンブルク)6.06[6.06]
長谷部誠(フランクフルト)出場なし[6.61]
原口元気(ヘルタ・ベルリン)出場なし[6.06]
香川真司(ドルトムント)出場なし[6.24]
鎌田大地(フランクフルト)出場なし[5.99]
 
リーグ・アン
酒井宏樹(マルセイユ)6.18[6.48]
川島永嗣(メス)6.16[6.56]
 
エールディビジ
小林祐希(ヘーレンフェーン)7.12[6.87]
堂安律(フローニンヘン)出場なし[6.74]
 
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部