元レアルDFアルベロア氏、退場の多さに嘆き「3試合でバルサの2シーズン分…」

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 咋シーズン限りで現役生活に別れを告げた元スペイン代表DFアルバロ・アルベロア氏が古巣の状況について語った。スペイン紙『マルカ』が11日に報じている。

 レアル・マドリードは先月13日に行われたスーペルコパ・デ・エスパーニャ(スペイン・スーパーカップ)のバルセロナ戦で、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが2度の警告により退場し、審判を小突いたとして5試合の出場停止を科された。リーグ開幕戦では主将のスペイン代表DFセルヒオ・ラモスがイエローカード2枚で退場。第3節レバンテ戦ではブラジル代表DFマルセロがレッドカードを受けるなど、退場処分の多さが問題になっている。

 これについて、2015−16シーズンまでレアル・マドリードでプレーしたアルベロア氏は「これは痛いね。3試合でバルセロナの2シーズン分の退場処分を受けるのは辛い」とライバルチームを引き合いに出して現状を嘆いた。リーグ戦に限ると、バルセロナは15−16シーズンのアルゼンチン代表DFハビエル・マスチェラーノ、昨シーズンのブラジル代表FWネイマールの2人のみが退場処分を受けていた。

 しかし「データがすべてを物語っている。審判団には向上が見られているし、ファンも分かっているはず」とこのカードの多さは審判によるものではないとの見解を示した。

 今シーズンは開幕から調子が今ひとつ上がらず、1勝2分けの勝ち点「5」と苦戦しているが、「昨シーズンも4試合連続で引き分け、という状況があった。彼らもこのままではいけないと理解しているし、同じような経験もしてきた。これから前に進んでいくはずだよ」と古巣への信頼を語っている。