ベルトを掲げる井上

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 米デビューとなった6度目の防衛戦で6回TKO勝ちを収めたWBO世界スーパーフライ級王者の井上尚弥(24=大橋)が11日、成田空港に帰国し、現在の階級での“最後の目標”を明かした。

 初の米国防衛戦を振り返り「すごく楽しかった。今まで以上に海外でやりたい気持ちになった」と充実した表情。一方、井上のV6戦後のメーンで行われたWBC同級王座戦ではローマン・ゴンサレス(30=ニカラグア)が王者シーサケット・ソールンビサイ(30=タイ)とのリマッチで、リング上で大の字に倒されて衝撃の4回KO負け。控室でこの試合を見た井上は「勝敗は五分五分だと思っていた。あんな負け方をするとは思っていなかった」と驚きを隠せなかった。

 昨年からロマゴンと“軽量級最強”をかけたビッグマッチの実現を視野に入れていた。当初は両雄が勝利を積み重ねていき、今年の年末決戦で世紀の激突…の青写真が描かれたが、ロマゴンの連敗でご破算に。井上自身もスーパーフライ級では「やっても今年いっぱい」とバンタム級に上げての3階級制覇を見据える。

 ただ軽量級最強への望みは捨てていない。井上は「スーパーフライ級でやり残した統一戦を年末にお願いする。4人のチャンピオンで誰が強いのか」と他団体王者との決戦実現を熱望した。さらには「次は年末にシーサケットとやりたい」とロマゴンを返り討ちにした“タイの英雄”をターゲットに指名する。

 もちろん軽量級最強の称号を手土産に、再び本場のリングに乗り込むつもりだ。