今夏に招聘されたデブールだが、わずか4試合で解任の憂き目に…。 (C) Getty Images

写真拡大 (全2枚)

 現地時間9月10日、クリスタル・パレスはオランダ人指揮官のフランク・デブールを解任したことを発表した。
 
 クラブの公式サイト上でクリスタル・パレスは、「我々は今朝、フランクと別れました。その勤勉さと献身性に感謝します。そして、彼の今後の幸運を祈っています。現時点で、これ以上のコメントはありません」と淡々と書き綴っている。
 
 F・デブールは、2008年にアヤックス・ユースで監督キャリアをスタートさせ、2010年にトップチームの監督に昇格。クラブをエールディビジ4連覇に導くと、その手腕が高く評価されて2016年夏にインテルの監督に就任するも、采配が振るわずにわずか2か月で解任の憂き目にあっていた。
 
 そんななかで、今夏にクリスタル・パレスの指揮官となったデブールは、キック&ラッシュが馴染んだチームにオランダ仕込みの流動的なポゼッションサッカーを定着させようと奔走したが、プレミアリーグは開幕から4連敗。しかも、いずれも無得点に終わっていた。
 
 デブールは、現地時間9月10日のバーンリー戦後(●0-1)の会見で、「私はこの後、スティーブ・パリッシュ(オーナー)と電話で話す予定だ。そして週明けに彼と会うだろう。一緒に頑張るつもりだが…」と、解任を示唆するような弱気な発言もしていた。
 
 就任からわずか77日でのスピード解任を英メディアもこぞって報道。そして早くも後任候補の名を挙げている。そのなかで、多くのマスコミがオランダ人指揮官の後釜に座ると予想しているのが、ロイ・ホジソンだ。
 
 現在70歳のホジソンは、インテルやリバプールなど名門クラブの指揮官を歴任したキャリアを持っている一方で、2012年から就任したイングランド代表監督ではEURO2016でベスト16敗退に終わるなど結果を残せず、メディアから「過去のイングランド代表で最悪の監督。壊滅的な4年間だった」と酷評されてもいた。
 
 そんなホジソンの提唱するのは、守備に重き、ロングボールを主体の攻撃を展開する古典的な英国式のサッカー。本当に招聘されるとなれば、クリスタル・パレスは前任のサム・アラダイス時代に回帰することとなる。
 
 はたして、パリッシュ・オーナーのオランダ式サッカーとの早期決別は吉と出るのか? クリスタル・パレスは9月16日に本拠地でサウサンプトン(プレミアリーグ第6節)と対戦する。