2得点を挙げたウート(右)も「ユニホームの他にもなにかプレゼントしないとね」とボールボーイを務めたトフムク君の迅速な対応を称えた。(C)Getty Images

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 9月9日のブンデスリーガ3節で王者バイエルンを2-0で撃破したホッフェンハイム。2得点をマークしたマルク・ウートと並ぶ「金星の立役者」と現地で絶賛されているのが、この試合でボールボーイを務めたホッフェンハイムU-14のウムート・トフムク君だ。
 
 0-0で迎えた27分だった。アンドレイ・クラマリッチと競り合ったマッツ・フンメルスがタッチラインを割ったボールを前方に大きく蹴り出す。ゆっくりとピッチに戻ろうとするフンメルスを横目に、クラマリッチは素早いリスタートを試みる。そこに間髪入れずにボールを投げ渡したのが、トフムク君だった。
 
 トフムク君からボールを受け取ったクラマリッチは、ゴール前に走り込んでいたウートにスローイン。これが結果的に“アシスト”となり、貴重な先制点が生まれた。
 
 千金弾をもたらしたトフムク君の“神対応”をドイツ・メディアは絶賛。「ボールボーイがバイエルンを倒す!」と報じたのは『ビルト』紙だ。
 
「我々のユースチームではゲームをすぐに再開させるよう指導しているんだ。彼(トフムク君)があのゴールを演出したのは間違いない」
 
 ホッフェンハイムのユリアン・ナーゲルスマン監督がその功績を称えれば、殊勲の2ゴールを挙げたウートも「ユニホームの他にも何かプレゼントしないとね」とコメントした。
 
 勝点3を上積みしたホッフェンハイムは5位から2位に浮上。チャンピオンズ・リーグ予選敗退のショックを払拭する意味でも、価値ある白星となった。
 
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部