「ナミヤ雑貨店」の一日店長を務める門脇麦

 Hey! Say! JUMPの山田涼介(24)と女優の門脇麦(25)が12日、東京・有楽町マリオンでおこなわれた映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(23日公開)の公開を記念して、期間限定オープンする「ナミヤ雑貨店」開店セレモニーに登場。劇中さながらに、セレモニーに訪れた人々の悩み相談に直接応じた。恋愛関係に踏み出せずにいる女性の悩みに対して、山田は「告白してみないとわからない。好きな人ができたら、恋って止められるものじゃない」と真剣回答。あまりに真面目な山田の様子に、その場にいた門脇が吹き出し、山田が「笑うなって!」と突っ込む場面も見られた。

 『ナミヤ雑貨店の奇蹟』は、全世界で累計900万部を突破した作家・東野圭吾氏の2012年の同名人気小説を原作とした映画作品。手紙で現在と過去がつながる雑貨店を舞台に、養護施設育ちの若者と、かつてそこに存在した町の人の悩み相談を聞く店主、そして、それを取り巻く人々の時を超えた心の交流を描いたストーリー。悩み相談に触れるうちに、心変わりしていく主人公を山田、孤児院の出身者で、後にミュージシャンとして曲「REBORN」を歌う女性シンガー・セリ役を門脇が演じる。

 映画の公開に先立ち、「ナミヤ雑貨店」を一週間限定でオープン。劇中に登場した舞台となる「ナミヤ雑貨店」のイメージで店内が構成され、映画の衣装や小道具などが並び、さらに悩み相談を受け付けるという。まさに「ナミヤ雑貨店の奇蹟」の世界観をそのまま体験できる展示が施されている。12日は、山田と門脇が一日店長に就任した。

 映画のセットは、実際には大分・豊後高田市に組まれたものだが、そのイメージ通りの出来に山田は大満足の様子。門脇も「ロケ地外からは見ていたんですけど、昔ながらの建物って、今見ると可愛くて。ああいう雑貨店に出会ったら、毎日行っちゃうと思いますね」とレトロな雰囲気にうっとり。

 一方、劇中では撮影をともにする機会がなかったという、山田と門脇だが、山田は「こうしてお会いできるのはすごく嬉しいし、映画と同じで何かでつながっていることも嬉しい」とこの日揃っての登壇を喜ぶ。

悩み相談に応じた門脇麦

 また、一日店長の役割として、このイベントに参加した人の悩み相談も直接回答。総じてサバサバした性格であるという二人は、ものが捨てられないという悩みにも「バシバシ捨てて」と回答、思い切りのいいところを示す。

 「優柔不断で食堂に入っても、何を食べるかが決められない」との質問には、二人とも正反対の性格であることを明かしながら対応。山田は「くじ引きみたいな恰好で決めちゃうとか。あと、友達に勝手に決めさせちゃうことも多いんですけど、そういう日があってもいいんじゃないでしょうか?」とアドバイスを送る。一方で門脇は「全部頼んじゃえよ(笑)」と冗談っぽく語りながら「迷うということは、どれを選んでもハッピーなんですよね」とさりげなく核心を突いた答えを返す。

 さらに、友達との関係の一線を越えられない女性の悩みに対して、山田は「告白してみないとわからない。好きな人ができたら、恋って止められるものじゃないので、人間の構造上そうなっているんですよ」と自身の考えを明かし「一歩踏み出すことが大事だと思う。ここは勇気を振り絞って、言っておくことじゃないですか?」とアドバイス。

 しかし、真剣に答える山田の様子に思わず門脇は吹き出してしまう。山田も照れながら「笑うなって!」と突っ込み、観衆の笑いを誘う。そして、門脇は「その恋の気持ちを捨てるというのも選択だと思うし、言ってみるのも選択だと思う。何年後の自分として後悔しない方を選んでほしい」と真摯に答えていた。

 また、翌日13日には、山下達郎が歌う本作の主題歌「REBORN」が発売される。このシングルには、門脇演じるセリが劇中で歌う同名カバー楽曲も収録されている。「全くそういう方向性になると聞かされてなかったのでびっくりだけど嬉しい」という門脇は、「(役柄の)35歳という設定は絶対無理と思ったけど、達郎さんの歌には助けられた。演じる上でもよりどころになったし。たぶん、私が歌うということも考慮して、結構ギリギリまでアレンジなど悩まれたようで、こういう形になって嬉しい」と思わぬリリースを嬉しく思ったようだ。【取材・撮影=桂 伸也】