実年齢より上の役は初挑戦の北村匠海 (C)2017映画「勝手にふるえてろ」製作委員会

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 芥川賞作家・綿矢りさ氏による小説を松岡茉優主演で映画化する「勝手にふるえてろ」の新場面写真が、このほどお披露目された。ダンスロックバンド「DISH//」の北村匠海扮する“イチ”の中学生時代をとらえており、印象的なマッシュルームカットに臨んだ様子を見ることができる。

 大九明子が監督・脚本を務め、松岡と「放課後ロスト」「渚の恋人たち」に続き3度目のタッグを組んだラブコメディ。主人公の会社員・ヨシカ(松岡)は、中学時代から10年間片思いしているイチ(北村)との妄想恋愛を脳内で繰り広げる一方、突然告白してきた会社の同期“ニ”(渡辺大知)との現実の恋愛にいまいち乗り切れないでいた。そんなある日、ヨシカは「一目でいいから今のイチに会い、前のめりに死んでいこう」という暴走気味の動機から、突拍子もない嘘をついて同窓会を計画。やがて、ヨシカとイチの再会の時が訪れる。

 浜辺美波との主演作「君の膵臓をたべたい(2017)」で熱演を見せ、今後も「恋と嘘」「OVER DRIVE」と出演作の公開を控える19歳の北村は、今作では24歳の役どころに。ヨシカが「好きだから見つめたい、だけどバレたら恥ずかしい」という屈折した恋心から、視界の端で見つ続けていた、クールなイチを体現している。

 大九監督は、北村に対して「とても瞬発力のある方」と太鼓判。役づくりにおいては「衣装合わせの前に、ただ顔がかっこいい典型的なイケてるやつにはしたくないという話をしました」と振り返り、その理由を「お願いするのに何なんですけど、イチって嫌なやつだと思うんですよって話もしたんです(笑)」と明かしている。

 「勝手にふるえてろ」は、ほか石橋杏奈、趣里、前野朋哉、古舘寛治、片桐はいりらが共演。12月23日から東京・新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋ほか全国で公開される。