記者会見に臨む自由党県連の森裕子代表(右)ら=11日、新潟市中央区の勤労福祉会館(市川雄二撮影)

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 自民党の長島忠美元復興副大臣の死去に伴う衆院新潟5区補欠選挙は10月10日の告示まで1カ月を切る中、国政与党と野党がともに擁立候補を決めきれない状況が続いている。

 自民党県連の5区支部は11日、4回目の選考委員会を開いたものの、結論を再び持ち越した。選考委は出馬の意思を表明している県議3人に対し、選考対象を1人に絞り込むよう要請した。野党側は民進、社民両党の県連と連合新潟が連携する枠組みに自由党県連が新たに加わり、4者で統一候補を立てる方針を同日確認した。

 自民党県連5区支部の選考委は同日午前、新潟県長岡市東坂之上町の長岡グランドホテルで約2時間にわたって非公開で会合を開いた。

 選考対象は前知事の泉田裕彦氏(54)のほか、皆川雄二氏(50)と宮崎悦男氏(50)、松原良道氏(65)の県議3人。県議3人は会合に出席したものの、後半から別室で待機した。

 会合後、長島氏の後援会長で5区県議団長の星野伊佐夫氏が県議3人に対し「相談して1人にしてほしい」と、5回目の選考委を開く13日までに調整するよう要請。泉田氏と県議の代表者1人のいずれかを候補者とする考えを伝えた。皆川氏は「覚悟を持って表明した3人の県議に失礼ではないか」としたものの、受け入れる方向になった。

 宮崎氏は「私が勝てる候補でないと承知しているが『長島氏の遺志を継ぐのは宮崎だ』という地元の声に対し、行動で示さなければならない」と報道陣に出馬への意欲を改めて示した。

 一方、星野氏は「ポスターや選挙事務所の準備すらできていないが、それは相手(陣営)も同じ」と報道陣に強調。「いろいろあるが、自民党はまとまるとサーッといく」と述べ、最終的には党県連が一枚岩となって補選に臨めるとした。