教職員の長時間労働が問題となる中、横須賀市教育委員会は教職員の勤務実態調査を初めて実施し、結果を公表した。

 市立小・中学校それぞれ3校を対象とし、6月22日から7月19日にかけて勤務時間を調べたところ、中学の教職員の約6割が「過労死ライン」とされる超過勤務80時間以上を示した。

 教職員の勤務時間がここ10年で1日あたり30分以上増えるなど長時間労働が問題視されたことを受け、文部科学省が改善に乗り出しており、市も独自調査に乗り出していた。

 市立中学校3校の教職員103人を対象とした調査結果によると、平均超過勤務時間は98時間21分だった。内訳は平日(19日間)の平均超過勤務時間が71時間36分で、休日(9日間)は26時間45分だった。超過勤務80時間以上の「過労死ライン」を超えたのは65人を数え、全体の63・1%を占めた。

 一方、市立小学校3校の教職員72人を対象とした調査結果によると、平均超過勤務時間は49時間29分で、超過勤務80時間以上は9人と全体の12・5%にとどまり、中学校で長時間労働が際立っていることが浮き彫りとなった。

 市教委は「長時間勤務の原因を分析し、役職に応じた対策を検討する」としている。

 調査は教職員にカードを配布し、出退勤時間を記録する形でデータを収集。平日は午前8時15分から午後4時45分までの勤務時間を除いた時間を超過勤務時間として算出した。また、休日は全ての時間を超過勤務時間とした。