質の高い日本の医療を受けようと中国の富裕層が数多く日本にやって来るようになった。中国のネット上でもしばしば日本の医療の優れた点について紹介されているが、実際に日本の病院に研修にやって来た中国の医師は、どのような感想を持っただろうか。中国メディア・今日頭条は6日、日本の病院を見た中国の医師の感想を伝える文章を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 質の高い日本の医療を受けようと中国の富裕層が数多く日本にやって来るようになった。中国のネット上でもしばしば日本の医療の優れた点について紹介されているが、実際に日本の病院に研修にやって来た中国の医師は、どのような感想を持っただろうか。中国メディア・今日頭条は6日、日本の病院を見た中国の医師の感想を伝える文章を掲載した。

 文章の作者は、北京大学深セン院の医師で、同院と交流のある東京がん検有明病院に昨年8月から90日間派遣されて研修を受けたという。文章は、まず日本の病院について「ロビーの患者は少なくないが非常に静かだ。日本の病院は予約制、紹介制を採用しており、末端の医療機関からの紹介状がないと大病院で診てもらえない。中国のように大病院に長蛇の列ができて、人で溢れかえるようなことは起こらないのだ」としている。

 そして、実際に研修を受けた中で印象に残った点を紹介。まずは、週2回朝に行われる診療科のカンファレンスを挙げた。「午前7時半から9時まで、上は院長から下は入院担当医まで全員が参加する。その内容は簡明かつ高効率で、スライドを用いた症例の報告は実に分かりやすい。感銘を受けたのは、医師の基礎知識が非常にしっかりしていること。そして、絵が上手なこと。話を聞くと、大学に入ってから毎日1-2時間かけて絵の練習をするのだという」とした。

 また、手術室の安全対策についても言及。ドラマ「白い巨塔」の手術シーンを見て、これはいくら何でもオーバーじゃないかと思っていたが、実際に行われているとは思いもよらなかったと驚きを示している。「手術開始時に必ず、執刀医が手術の内容、所要時間、出血量、メンバーの名前を発表する。最初は滑稽に思えたのだが、これが安全確保につながっているということに、あとになってようやく気付いた」と伝えている。

 さらに、日本の外科手術は非常に規範化されており、若手でもベテランでもガイドラインに厳格に従わなければならないと説明。また手術で特に印象深かったこととして「胃がんの手術で縫合する際、執刀医が納得いかずに8回も縫い直したこと」を挙げている。

 文章は最後に「毎日宿舎に戻るたびに、日本はわれわれよりも進歩していると感じた。ただ、われわれにもできることがある。それはもっともっと努力し、自分の仕事に集中することだ」と結んだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)