デビュー弾の宇佐美に高評価…武藤のスーパーゴールは「一見の価値アリ」

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 ブンデスリーガ第3節が8日から10日にかけてドイツ各地で行われ、日本代表FW武藤嘉紀が所属するマインツはホームでレヴァークーゼンに3−1の逆転勝ちを収め、連敗を2で止めて今シーズン初勝利を飾った。

 武藤は開幕から3試合連続のスタメンで出場すると、1点を追う前半アディショナルタイムに左サイドからのクロスをジャンピングボレーで合わせて同点弾。開幕からノーゴールが続いていたチームに待望のシーズン初ゴールをもたらした。

 しかし、地元紙『Allgemeine Zeitung』の試合後採点は「3」と平均的な点数。味方のサポートがない中でゲームに加われなかった点がマイナス評価となった。(ドイツ紙の採点は最高1点、最低6点)

 日本代表FW大迫勇也所属のケルンはアウクスブルクに0−3の完敗を喫し、開幕3連敗。大迫は2戦連続でフル出場した。1点ビハインドの30分に訪れた決定的なチャンスで、ジョン・コルドバから大迫へのパスが合わず同点の絶好機を逃すと、その直後に2点目を奪われて試合の大勢が決まった。

 地元紙『Koelner Stadt-Anzeiger』は、大迫の確実だった同点ゴールが味方によってフイになったとの見方を示しつつ、大迫に対しても停滞する攻撃に効果的な手を打てなかったアイデア不足を指摘。採点では「4.5」の厳しい点数をつけた。

 そしてコルドバにはチーム最低タイの「5.5」がつき、寸評では「大迫へのありえないパスがこの試合の決定的シーンになった」と戦犯の烙印を押されている。

 2部では第5節が行われ、10日の試合ではともに新天地に渡ったデュッセルドルフのFW宇佐美貴史とウニオン・ベルリンのDF内田篤人が直接対決。両選手ともベンチスタートとなったが、宇佐美は1−1の74分から、内田は75分から出場し、揃ってデビューを果たした。試合は78分にウニオンが内田の誘発したオウンゴールで勝ち越しに成功。だが、83分に宇佐美のボレーシュートで同点に追いついたデュッセルドルフが、その後に勝ち越しゴールを奪い、3−2で競り勝った。

 デュッセルドルフの地元紙『Rheinische Post』は、宇佐美に「2」の高い点数を与え、デビューを飾ると同時にゴールを決めた適応能力の高さを称えた。

 各選手の採点と寸評は以下の通り。

■武藤嘉紀
対レヴァークーゼン(3−1〇)先発出場、89分交代
『Allgeieme Zeitung』紙
採点:3
寸評:「しばらくは味方から孤立し、全く何もできなかった。その中で調子を上げ、一見の価値アリのゴールで1−1とした」

■大迫勇也
対アウクスブルク(3−0●)フル出場
『Koelner Stadt-Anzeiger』紙
採点:4.5
寸評:「間違いなしだった大迫の1−1の同点ゴールをコルドバが妨げてしまった。とはいえ、彼のアイデアはどこに?」

『EXPRESS』紙
採点:5
寸評:「彼のアイデアはどこに? ケルンに足りなかったのは、そこだ」

■宇佐美貴史
対ウニオン・ベルリン(3−2〇)74分途中出場
『Rheinische Post』紙
採点:2
寸評:「74分から出場しデュッセルドルフでデビューを飾った。すぐにゲームに溶け込むと出場からわずか9分後に2−2の同点とする貴重なゴールを決めた」