オフィスに蔓延する「ランチメイト症候群」被害報告

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 ランチタイムは1日のうちで最も華やぐ時間。だけど、1人でお弁当を食べている子が実は「羨ましい」と思っている人が密かに多いようです。

 友達がいないと見られることを恐怖と感じて、半ば「協定を結ぶ」ようにランチで群れる人がいます。しかし、ランチメイトを維持するにはそれなりの代償も必要。「鉄の掟」の実例を見ていきましょう。

■グループ行動は絶対

「出席しないと欠席裁判になる」(28歳・運輸)/「誘われたら絶対参加。断ると次から誘われなくなる」(29歳・公務員)/「順番で食後のお茶菓子を持っていかないといけない。ダイエットしてるのに」(27歳・塾講師)/「食べたあとはみんなで寝る」(30歳・商社)/「コンビニに買い出しに行くときは代表でなく全員で」(25歳・アパレル)

■男性と一緒は絶対不可

「個人的に上司や男性社員に誘われても、ついていくのは裏切り行為とみなされる」(36歳・食品)/「金欠でも手作り弁当は禁物。『女子力アピール』と陰口を叩かれる」(25歳・ゼネコン)/「社内恋愛していても、一緒に行けない」(27歳・部品)

■私語厳禁

「人数多いのに、1つの話題に全員参加。隣に座る人と別の話をするのはタブー」(27歳・派遣)

■年功序列

「リーダーが出前がいいと言ったら、グループ全体が従わないといけない」(35歳・飲食)/「景色のいい席は入社の早い順」(30歳・アパレル)

 孤独がイヤなら群れるしかない。群れるならルールを守るしかないのが実情のようです。

(酒田美樹)