錦織圭【写真:Getty Images】

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錦織の完全復活に期待? グランドスラム7勝のマッケンロー氏が明言

 テニスの男子シングルス世界ランク14位・錦織圭(日清食品)は右手首の腱の損傷で今季残りの全日程を休養し、リハビリに専念することを発表している。今季は無冠に終わり、世界トップ10陥落も余儀無くされた日本テニス界のエースだが、かつて悪童として名を轟かせたレジェンドが次代の世界ランク1位候補に「NISHIKORI」の名前を挙げている。スペイン地元紙「エル・ムンド」が報じている。

 ラファエル・ナダル(スペイン)の優勝で幕を閉じた全米オープンには数々のスターの名前はなかった。錦織を含む、世界ランクトップ11のうち、5選手が欠場。ロジャー・フェデラー(スイス)とともに、かつての英雄がグランドスラムを2勝ずつ分け合うベテラン復活のシーズンとなった。しかし、ジョン・マッケンロー氏(米国)は新たな盟主の時代がやっていると予想している。

 マッケンロー氏はグランドスラム優勝7度を誇る一方、主審への暴言やラケット破壊などの蛮行から、悪童の異名も欲しいままにした往年のスーパースター。記事では、テニス次世代の盟主について質問を受けると、候補者の中に日本のエースの名前を入れることを忘れなかった。

「私はシャポバロフとズベレフが好きだ。だが、(ズベレフは)フィジカル的に十分に安定した状態とは言えない。まだ若手の部類に入ると言えるグループがある。ディミトロフ、ラオニッチ、そして、ニシコリだ」

満身創痍で今季はタイトルなしも…レジェンドはポテンシャルに期待

 現在テレビ解説者を務める同氏は、こう分析したという。世界ランク4位の20歳の天才、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)は次代のエース最有力候補と評価されているが、マッケンロー氏には198センチの長身にフィジカル的な不安定さを指摘している。

 そして、18歳のカナダの超新星、デニス・シャポバロフ(カナダ)は8月のロジャーズ・カップ3回戦でナダルをフルセットの末に撃破するなど、躍動感溢れるテニスでポテンシャルの高さを示している。

 このテニス界の若きアイドルコンビに加え、9位のグリゴル・ディミトロフ(ブルガリア)、故障で離脱中の11位ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)、そして、錦織の世代の名前をNO1候補としてマッケンロー氏は挙げていた。

 小柄な体格で世界のトッププレーヤーと戦い続けてきた錦織。今季は満身創痍な状況でタイトルなしに終わったが、現在は来季の完全復活に向けて治療を進めている。テニス界のレジェンドは錦織のポテンシャルを信じているようだ。