説得力のある「グラフ」のつくり方

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■色は強調したい部分だけに使うのが効果的

「データがひと目でわかるグラフは、資料の説得力を高めるには必須の要素です。作り手のセンスが明確に出るので、こなれたグラフを作れる人が一目置かれる一方で、未熟な人は評価を下げる恐れもあります」(資料づくりのプロ 森重湧太さん)

例えば3Dのグラフ。一見カッコよさそうだが、遠近感が出てしまう分、数値がわかりづらくなる。

「それを逆手にとって、数値をごまかすために3Dグラフを使う人もいます。同類と思われないよう、3Dグラフは極力避けましょう」

では、グラフの近くにフキダシをつけて解説する手法はどうか。

「しても構いませんが、フキダシツールを使うと適切な位置に合わせられず、不格好になることが多々あります。おすすめは、四角形と三角形のツールを組み合わせて自作すること。それだけで“こなれ”感がグッと増します。また、色は強調したい部分だけに使うのが効果的です」

数値の推移を表したい場合は、棒グラフよりも折れ線グラフのほうがわかりやすいので、使い分ける。

「グラフは情報の読み取りやすさが命です。余計な線は極力排除し、数値などはグラフ上に配置してスッキリ見せるよう心がけましょう」

(1)伝えたいメッセージだけ強調する

(2)グラフに3Dは使わない

(3)時系列の変化は折れ線グラフで

(4)棒グラフの縦軸(スケール)はいらない

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森重湧太
東京農工大学大学院修了後、スマートキャンプ株式会社に入社。法人向け資料作成代行サービスの事業責任者兼ディレクターとして、のべ200社以上の資料作成を監修する。著書に『プレゼン資料が劇的改善 見やすい資料の一生使えるデザイン入門』(インプレス)。

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(柳澤 美帆 サンプル資料=森重湧太 撮影=赤尾昌則 編集=中津川詔子)