11日、中国メディアの参考消息は韓国メディアの報道を引用し、家電業界は中国の台頭と日本の復活で韓国メーカーが板挟みになっているとする記事を掲載した。写真はソニー。

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2017年9月11日、中国メディアの参考消息は韓国メディアの報道を引用し、家電業界は中国の台頭と日本の復活で韓国メーカーが板挟みになっているとする記事を掲載した。

記事は、9月6日までドイツのベルリンで開催された国際コンシューマエレクトロニクス展示会「IFA 2017」について紹介。中国企業からは、ハイアール、ハイセンス、TCL、長虹電器など、13億人という巨大な市場の上で成長してきたメーカーたちが、さらにレベルを上げて精巧な新製品を出展したという。数の面では、出展メーカー約1600社のうち、およそ4割にあたる650以上の中国企業が出展し、存在感を示した。

また、一度は没落した「家電の名門」である日本の各メーカーも再起してきたと紹介。ソニーは77インチの有機ELテレビやスマホの新機種を展示し、多くの来客者の注目を浴びた。

韓国の業界関係者は、ソニーのテレビなどの主要業務はここ数年低迷しており、一時は半分以上がPSゲーム機という状態だったが、今年のソニーは新技術を全面に出して再び自信をつけたように見えると語った。

また多くの人の印象に残ったのが、テレビやカメラを主としたスマート家電、さらには自動車部品に力を入れているパナソニックや、欧州でソニー同様の人気を誇る音響メーカーのヤマハのブースだったという。記事は、日本には競争力のある中小企業が多くて今回の展示会にも参加しており、底の厚い技術を見せつけたとした。

一方の韓国メーカーは、サムスンとLGという大企業のブースでは各種の新技術を目に出来たものの、「数で攻勢をかける国と、技術で攻勢をかける中小企業の国」の間に挟まれ、孤独な状況だと記事は指摘。韓国の中小企業も実力はあるものの、世界市場へは参入が難しく、今回の展示会には出展していないという。

韓国の業界関係者は、「グローバル市場において、いつまでもサムスンやLGに頼るわけにはいかないので、日本と中国が恐ろしい。韓国ももっと競争力のある企業が出てくるべきだ」と語った。(翻訳・編集/山中)