那須町湯本の殺生石で11日、伝説に登場する「九尾の狐(きつね)」の慰霊祭が開かれた。

 同町イメージキャラクター「きゅーびー」のモデルでもあり、グッズへの活用でも那須地域の観光に貢献している九尾の狐に感謝し、世界に発信しようと観光協会が毎年開いており、今年で12回目となった。この日は町や同町観光協会、観光ボランティアの関係者ら約20人が出席。神事の後、九尾太鼓が奉納された。

 有毒な火山ガスが噴出している殺生石は九尾の狐伝説と結び付けられており、九尾の狐は悪行を重ねた末、退治されて石にされた。しかし、石になっても毒気を放ち、人々を苦しめたといい、僧侶が経を唱えると、3つに割れて飛び散ったという。その一つが殺生石になったと言い伝えられている。