山梨市議会で11日、3会派による代表質問が行われ、東京地検に同日、受託収賄罪で追起訴された前市長の望月清賢被告(70)による在職中の職員不正採用に関する質問が相次いだ。

 市側は答弁で、不正採用した職員について、採用取り消しも含む対応を検討する考えを明らかにした。前市長から不正の指示を受けた際の対応については、飯島尚敏副市長らが「捜査が続いている」として明言を避けた。

 代表質問では、不正により採用された職員の処遇、不正の影響で不採用になった受験者への対応が問われた。

 市長職務代理者の飯島尚敏副市長は不正採用された職員について、「事件の全容が明らかになった時点で不正が立証された場合、採用取り消しも含めて検討したい」と答弁した。

 不正の影響で不採用となった受験者に関して、副市長は「どのような対応が望ましいか今後検討する」と述べ、追加採用などの可能性を示唆した。

 望月被告と共謀した職員が明らかになれば「厳重な処分が必要だ」との指摘に対し、副市長は「できるだけ早く厳正に対応したい」と応じた。

 このほか、市幹部が望月被告の要請をなぜ拒否できなかったか、と追及する質問もあった。

 これに対し、2次試験の論文採点と面接を担当した市川今朝則教育長は「1次試験の通過選考と2次試験結果集計には全く関わっていない。望月被告からいっさいの要請はなかった」と明言した。

 だが、飯島副市長、丸山一朗秘書人事課長は「捜査が引き続き行われている。発言は控えさせてほしい」(飯島副市長)などと答弁を避けた。

 飯島副市長は同日、受託収賄罪による望月被告の起訴を受け、取材に対し「より量刑が重い罪で起訴され、驚いている。市民にご迷惑をかけ、大変申し訳ない」と陳謝した。

 ◇採用試験立会人は市外の県職員3人

 山梨市の飯島尚敏副市長は11日の市議会本会議で、今月17日に行われる来年度入庁者の採用1次試験の立会人について、同市に住民票を置かない県職員3人を配置すると報告した。

 立会人は、事件の反省を受けて1次試験で導入する。

 市は11月5日に実施する面接など2次試験への導入の是非も検討している。