任期満了に伴う胎内市長選は10日告示され、いずれも無所属新人で、元市総合政策課長の井畑明彦氏(56)と元副市長の三宅政一(まさいち)氏(63)が立候補を届け出た。

 平成17年以来、12年ぶりの選挙戦は元市幹部同士の一騎打ちとなった。投開票は17日。

 井畑氏は同市本町の後援会事務所前で約300人を前に第一声を上げ、意気込みを訴えた。未来への投資▽選択と集中▽市民協働−を柱に農業や商工業の振興などを公約に掲げている。

 三宅氏は同市東本町の熊野若宮神社で出陣式を行い、産官学連携での人づくりや高齢者福祉などの政策を約650人の支援者らにアピール。県議や市議らが応援のマイクを握った。

 9日現在の選挙人名簿登録者数は2万5700人(男1万2434人、女1万3266人)。

 市議の辞職に伴う市議補選(欠員1)も10日告示され、1人だけ届け出た共産党新人の羽田野孝子氏(71)が無投票で初当選を果たした。

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 立候補者第一声(届け出順)

 ■「やり通すこと」を誓う 

井畑(いばた) 明彦(あきひこ) 56 無新 

元市総合政策課長(市民生活課長・健康福祉課長)中央大

 立候補を決意し、市役所を退職してから2カ月が過ぎようとしている。何もないところからスタートし、不安と焦りのただ中にあった。

 この日を迎え、身の引き締まる思いを感じる。未来を見つめ、今このとき、市民とともにつくる未来。未熟だが、皆さんとともに新しい市をつくりたい。いただいた負託に応えるべく、なんとしても新しい市長になるのだと胸に刻み、しっかりと邁進(まいしん)したい。

 所信や政策は会合で伝えてきたので細かく申し上げない。負けない、やり通すことを誓い、吉報が届けられるよう出発する。

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 ■若者が住みやすい市を

三宅(みやけ) 政一(まさいち) 63 無新 

元市副市長(総務課長・農林水産課長)県立興農館高

 未来に夢のある胎内市の実現を目指して立候補した。45年間の行政経験を生かしたい。吉田市政を継承し、住みたい、住みやすい、住み続けたい市を構築する。

 人口減少対策、地域経済の活性化、教育と産業の連携強化などを重点項目に据え、各施策の整合性を図りながら若者が増加する市を目指す。

 市民懇談会を開催し、市民の意見を市政に反映させる。保育園の無料化や給食費の無償化は、30年先をみれば大きな負担ではない。雇用の拡大、就農者の支援、高齢者が活躍できるまちづくりをやり遂げる。