福井県営陸上競技場で9日に行われた陸上日本学生対校選手権の男子100メートル決勝で、「10秒の壁」を日本人で初めて破る9秒98の日本新記録を樹立し、優勝した彦根市出身の桐生祥秀選手(21)=東洋大=に対して、同市は11日、市民栄誉賞特別賞を授与すると発表した。

 同市は、桐生選手が、昨年8月に行われたリオ五輪の男子400メートルリレーで銀メダルを獲得した際に、市として初の「市民栄誉賞」を贈っている。特別賞は、市民栄誉賞の受賞者が再び表彰に匹敵するような功績をあげた場合に表彰するもので、桐生選手が初めての受賞となる。

 特別賞の授与にあたり、大久保貴市長は「今後も、日本のトップアスリートとして日本陸上界を牽引し、自身の夢に向かってのご活躍を期待しています」などとするコメントを発表。12日には、彦根市役所の本庁舎に9秒台達成を祝う懸垂幕も掲げられる予定で、市をあげて快挙を祝う。