「ななつ星in九州」が新ルートで立ち寄る自治体の関係者やシェフら

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 JR九州は11日、豪華寝台列車「ななつ星in九州」が来年3月から運行する新ルートについて、詳細な行程を発表した。

 3泊4日コースでは、熊本地震後初めて阿蘇を訪れるほか、新たに門司港(北九州市)、宇佐(大分県)、人吉(熊本県)に立ち寄り、歴史に触れる旅を提供する。他社の参入で、クルーズトレインが大競争時代に突入する中、先駆者として新たな魅力を発信する。 (高瀬真由子)

 3泊4日コースは初日、博多から九州の沿岸を東回りに進む。門司港、柳ヶ浦、別府、大分を経て、阿蘇へ向かい、阿蘇駅で車中泊する。2日目は阿蘇観光などをした後、由布院へ向かい、名門旅館に泊まる。

 3日目は日豊線で鹿児島へ、最終日は鹿児島中央から肥薩線を運行する。人吉市の観光も組み込んだ。

 また、300年以上の歴史を持つ大分県杵築市の老舗料亭のシェフらも加わり、地元食材を使った料理を振る舞う。

 大幅なルート変更は、平成25年の運行開始以来初めて。合わせて一部客室の料金を引き上げる。最高価格のデラックススイート2人利用は、計190万円で据え置いた。

 ホテル日航福岡での記者会見に出席した阿蘇市の佐藤義興市長は「復興を遂げている私たちにとって、これほどのプレゼントはない」と語った。

 宇佐市の是永修治市長は「チームに加えていただき、大変ありがたい」と歓迎した。北九州市の門司区長、人吉温泉のおかみらも、最大限のおもてなしを約束した。

 JR九州の青柳俊彦社長は「日本で豪華列車の文化が高まり、楽しむ人が増えることをうれしく思う。(JR他社には)作業や工夫は全てオープンにしており、良い意味の競争をしていきたい」と語った。