「どうやって入ったのか」。

 成田空港第2旅客ターミナルビルの搭乗口付近の建物の屋根で11日、遺体で見つかった女性の進入方法について、空港関係者らは一様に首をかしげた。

 現場は一般の人が立ち入ることができない制限エリア。女性は、皇族や海外の賓客などが使う貴賓室に隣接する車寄せの屋根の上に倒れていたという。

 この女性が一般の利用者だったとすると、「見学デッキのフェンスを乗り越えて、ターミナルビルの屋上を歩いてきたとしか考えられない」と関係者は口をそろえる。

 見学デッキは第2旅客ターミナルビルの4階部分にあり、一般客が無料で利用できる。

 デッキは高さ3・5メートルほどのフェンスに囲まれているが、これを乗り越えれば制限エリアに「侵入」できることになる。

 成田国際空港会社(NAA)によると、これまでに一般客がフェンスを乗り越えて制限エリアに侵入したケースは「聞いたことがない」という。また、フェンスを乗り越えた場合の感知システムや監視態勢については「警備上の理由により説明できない」(NAA)としている。

 再発防止について、NAAは「従業員か一般客かで対策が違ってくる。現時点では身元が分からないので何ともいえない」としている。