スペイン北東部バルセロナで11日、地元カタルーニャ州の独立を訴えて開かれた集会。人波と独立のシンボル旗が中心部の大通りを埋めた=青田秀樹撮影

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 スペイン北東部バルセロナで11日、地元カタルーニャ州の同国からの独立を求め、市中心部を人波で埋める大規模集会が開かれた。同州政府は憲法裁判所の差し止めを無視し、独立を問う住民投票を10月1日に強行する構えだ。8月中旬の連続テロに際して中央政府は、国と州との団結を呼びかけたが、逆に双方の亀裂や反発は深まっている。

 集会は独立推進団体「カタルーニャ民族会議」が主催。市中心部で交差するグラシア通りとアラゴー通りに数十万人(主催者発表)が集まり、巨大な「+(プラス)」を描いた。「+」には独立へ前進や成果を勝ち取る思いを込めている。

 そろいのTシャツに「シー(イエスの意)。住民投票は民主主義だ」の文字。会社員のジュアン・グラシアさん(55)は「中央政府が州の自治強化を認めないなら、独立しかない」と言い、投票実施に期待する。