Amazonでの買い物は最近、「信頼」を試される経験になりつつあります。Amazonは、金銭を受け取って書かれた商品レビューや捏造された評価が広まらないように対策を取ってきましたが、不正を働く売り手は今でも、消費者を騙す方法を探している状況です。

最新の騙しのテクニックは「ベストセラー」の表示です。よく知らない品物を買う時には重要な目安になるものですが、Amazonの人気ランキングシステムの裏をかくことで、これは意のままに操れるとのこと。

ハッカーやあくどい売り手は、Amazonのランキングシステムの裏をかいて、まったくと言っていいほどレビューがついていない商品を、特定の人気検索カテゴリーの最上位に押し上げているそうです。Amazonで商品を売っている再販業者のPeter Koch氏が、Seller At Heartでその手法を詳しく説明しています。

Amazonのアルゴリズムは、実際に購入された商品だけでなく、ユーザーが調べただけの商品についても計測します。怪しい売り手は、人を雇って特定の商品を検索させることで、その商品のランキングを押し上げるのです。検索、商品ページに費やされた時間(エンゲージメント[関心の高さ]と認識されます)、そしてウィッシュリストへの商品の追加はすべて、実際に購入されたかどうかに関係なく、その商品のランキングを押し上げる効果があります。さらに、売り手は競争を避けるために、商品のカテゴリー分類をわざと少しずらせる場合もあるようです。ただし、買い手が違うセクションを見ていたら、その商品を見つけるのは難しくなってしまうという問題もあります。

競争を避けようとする売り手は、Amazonに偽りの著作権侵害を申し立て、その問題が解決されるまで競合業者の製品を市場から追い出すこともあるとのこと。あるいは、正規品を販売している売り手の評判を貶めるためにクレームをつけるなどもするそうです。

こういったことが積み重なり、明らかに最良とはいえない一部の商品に、「ベストセラー」の表示は付けられています。原則として、買い手は必ず製品のブランドネームと、販売と発送を扱っている業者をダブルチェックしたほうが良いでしょう。Amazon自身が販売・発送している商品を購入するほうが、本物の「ベストセラー」を購入できる可能性は高くなります。次に良いのは、サードパーティーの売り手が販売し、Amazonが発送を担当する商品を購入することです。また、レビューは必ずしも商品の品質に見合っているとは限らないので、「Fakespot」のような分析サービスを利用して、レビューの正当性を検証してみるのも役に立ちます。

Image: Stephen Woods/Flickr via Lifehacker US

Source: Seller At Heart, Fakespot

Reference: Lifehacker US(1, 2, 3, 4)

Patrick Lucas Austin - Lifehacker US[原文]