横浜FMの豪州代表DF、Jリーグでの成長を実感 「選手として、人として成長した」

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デゲネクが監督解任論を否定 「我々はプロフェッショナル。なんの問題もない」

 オーストラリア代表はロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のグループB3位に終わり、グループA3位のシリアとのプレーオフに回ることになった。

 4大会連続の本大会出場に暗雲が立ち込め、アンジェ・ポステコグルー監督の解任論も浮上するなか、横浜F・マリノスのDFミロシュ・デゲネクは「選手としても、人間としても成長を実感している」と不安を一蹴している。豪テレビ局「SBS」が報じた。

 オーストラリアは9月5日の本拠地タイ戦に2-1と勝利したものの、勝ち点19で並んだサウジアラビアに得失点差で「2」及ばず、グループ3位に終わった。プレーオフへ回ることが決まると、オーストラリア代表OB であるロビー・スレイター氏やマーク・ボスニッチ氏らから厳しい声が上がり、スレイター氏に至ってはプレーオフに向けて新監督の招聘を呼びかけていたほどだった。

 しかし、当の選手たちには一切の不安はないようだ。

 豪テレビ局「SBS」は、「デゲネクがサッカルーズへの中傷に反論」と特集。デゲネクは、ポステコグルー監督の戦術と方向性はしっかりとサッカルーズ(オーストラリア代表の愛称)をコントロールしていると考えているという。

「我々はプロフェッショナルだ。所属クラブにおいて3バックでプレーしている選手はいるから、フォーメーションにはなんの問題もない。オーストラリアの人々はサッカルーズが4-4-2でプレーすることに慣れている。ボス(ポステコグルー監督)は代表チームを良くしようと、何か変えようとしているだけだ。一部の人が怖がっているだけで、我々はそれを追求し続ける。上手くいけば、W杯の出場権がその報酬になるだろう」

「国のためにさらに全力を尽くすつもりだ」

 オーストラリアは、最終予選の途中から慣れ親しんだ4バックから3バックにシステムを変更。最終予選で6試合に先発し、最終節のタイ戦ではトレント・セインズベリー(江蘇蘇寧)、ベイリー・ライト(ブリストル・シティーFC)と3バックを組んだデゲネクは、オーストラリアで論争を巻き起こしている3バックシステムについて「問題はない」と断言した。

 記事では、デゲネクが自身についても言及。およそ1年前、コンフェデレーションカップやW杯予選に出場すると周囲の人々に報告した際、彼らは冗談だと言ったというエピソードとともに、今季からJリーグに身を置き、成長していることが自信につながっていると明かした。

「僕は選手として、人として成長したと実感している。リーグ戦はまだ9試合残っているから、W杯の資格を得るためには大きな後押しになる。国のためにさらに全力を尽くすつもりだ」

 シリアとのプレーオフは10月5日と10日にホーム&アウェーで開催。勝てば11月6日と14日開催の大陸間プレーオフに進出し、北中米カリブ海4位(11日時点でアメリカ)と大陸間プレーオフを戦う。日本で大きな成長を遂げたデゲネクは、母国を救う活躍を見せられるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images