かつて、小学館の学年誌には必ずといっていいほどバレエマンガが掲載されいたのを覚えているでしょうか。

自分達とほぼ同世代の女の子達がページの向こう側でレッスンに汗をながし、何故か必ず主人公の女の子がライバル達からいじめを受けるなど、毎話訪れるトラブルの連続に読者の少女達はハラハラドキドキさせられたものです。親に「私バレエ習いたい!」なんておねだりした人も一人や二人ではないはず。ちなみに筆者は『まりちゃん』シリーズ世代です。

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そんなバレエマンガ黄金期を支えた一人で、小学館学年誌にて1966年から約10年にわたり母恋ものをベースにしたバレエマンガを連載し当時絶大な人気を博した谷ゆき子作品の一つ、『バレエ星』が株式会社リットーミュージックのレーベル立東舎より2017年10月20日に発売されます!

『バレエ星』は、『小学一年生』で1969年1月号から『小学四年生』71年12月号までの丸三年間連載されました。主人公・かすみちゃんが、数々の不幸を乗り越え、立派なバレリーナになるまでの物語。……とはいえ、内容は通常のバレエマンガよりもさらに超展開。毎度予測不能な出来事にかすみちゃんが巻き込まれまくってしまうという、今読むと突っ込みどころ満載の作品です。(例:かすみちゃんが滝行中、ライバルが滝めがけて石を投げつけ、はずみで岩がおちてくる。)

なお、本作は2016年に発売された『超展開バレエマンガ 谷ゆき子の世界』(立東舎、A5判/160ページ、1728円(税込))に第1話〜第9話がダイジェスト収録されていますが、単行本としては約50年間されてこなかったそうです。そのため、連載時の雑誌からスキャンして作られており、編集者のアオリ、小さな読者の投稿欄などなど、当時の空気そのままに収録されます。

約50年の時を経て今蘇る谷ゆき子の『バレエ星』。仕様は四六判、720ページで、価格は2138円(税込)です。予約受付はネット書店はじめ各店にて行われています。


(宮崎美和子 / 画像提供・立東舎)