11日、中国メディアの観察者網が、今年の日中国交正常化45周年に関する記念式典などは控えめに行われたと伝えた。これに対し、中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。資料写真。

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2017年9月11日、中国メディアの観察者網が、今年の日中国交正常化45周年に関する記念式典などは控えめに行われたと伝えた。

8日、北京市で日中国交正常化45周年の記念式典が行われ、日本国際貿易促進協会会長の河野洋平元衆院議長や、日中協会の野田毅会長など、日中友好7団体の関係者ら約300人が出席した。河野氏は式典に先立ち、兪正声(ユー・ジェンシェン)中国人民政治協商会議主席らと会談を行った。

中国の唐家[王旋](タン・ジアシュエン)元外相は、「日本軍国主義の暴虐により重大な損害がもたらされ、また日本の国民も大きな被害を受けた」と述べ、戦前の日本の指導者と一般国民を区別する考えを強調した。尖閣諸島や歴史問題へは深く言及せず、中国側は出席者を格下げすることでバランスを取ったようだ。

中国側からは、王晨(ワン・チェン)全国人民代表大会副委員長らが代表として記念式典に出席。中国政府は安倍政権への警戒から最高指導部の出席を見送ったという。

2007年の日中国交正常化35周年の記念式典には、森喜朗元首相や村山富市元首相、温家宝(ウェン・ジアバオ)首相(当時)が参加した。40周年となる12年は、日本の尖閣諸島国有化に対する中国の強い反発で、記念式典は中止された。

これに対し、中国のネットユーザーから「日中関係は改善の方向へ向かう兆しがある。今後に期待したい」というコメントが寄せられたが、このような意見は少数だった。

むしろ、「日中関係はマイナス10度からマイナス5度くらいになったかな」「政治的にこの種のイベントは必要だが、ただそれだけだ。これ以上なんて誰も期待していない」と、日中関係はそれほどよくなっていないという意見が多かった。

ほかには「テンションを上げるにも上げようがないだろ」「日中友好なんてただの笑い話」というユーザーもいて、多くのネットユーザーが日中関係の改善にはあまり期待していないようである。(翻訳・編集/山中)