フジの「めざましテレビ」の真似か、チェックエンタメのコーナーに力を入れているこの頃のNHK、9月9日から全国で封切られるクリストファー・ノーラン監督の映画「ダンケルク」を取り上げ、ノーラン監督にレポーターがインタビューした。英国紳士然としたノーラン監督はCGを使わず、実写で押し通すので知られた監督だ。今回の「ダンケルク」空中戦では、当時の戦闘機に近いものを使い、パイロットが機上で撃たれるシーンも実際に空で撮ったという。
予告編を見るとなかなか面白そうな映像で、宣伝の片棒担ぎ禁止が建前のNHKだが、このインタビューは大宣伝効果がある。ところが、レポーターの男性がスタジオの話に入ると開口一番、「ダンケルクというのは馴染みのない名前ですが・・・」とのたもうた。おいおい、かの有名なダンケルクを馴染みがないとは非常識極まる。
ル・アーブルやマルセイユに次ぐフランスの有名な港湾都市で、6角形のフランスのテッペン、とがった北の端のベルギー近くにある。それより、現代史で「ダンケルクの戦い」をこのレポーターは習わなかったのか。NHKの入局試験によく受かったものだ。第2次世界大戦が遠くにかすみ、50代以下ぐらいの結構な大人でも、驚くような歴史無知がいて嘆かわしい。歴史の授業が現代史まで達しなかったとしても、知的な生徒は映像や本で知識を蓄える。国営(?)放送局よ。こんな無知蒙昧レポーターは即刻、首にしろ。(放送2017年9月6日6時〜)

(黄蘭)