ブルーノ・フリゾーニ

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 映画「昼顔」で主演のカトリーヌ・ドヌーヴが着用したことで一躍、脚光を浴びた「ベル ヴィヴィエ」。そのベル ヴィヴィエに焦点を当てたイベントが東京で開催され、クリエーティブ・ディレクターブルーノ・フリゾーニ(Bruno Frisoni)が来日した。女優をはじめ多くの女性から支持を得る独創的で美しい「ロジェ ヴィヴィエ(Roger Vivier)」の靴作りについて聞いた。
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 「日本は文化だけではなく発想力が魅力的だ」と話すフリゾーニは「ブラック・コム デ ギャルソン(BLACK COMME des GARCONS)」のシャツにカタカナがあしらわれた「アディダス(adidas)」スニーカーを合わせ、メディアの前に現れた。創始者ロジェ・ヴィヴィエの死後、2004年にブランドを引き継いだ彼は「特徴的なシルエット、スタイル、デコール...ムッシュ・ロジェ・ヴィヴィエは20世紀で最も偉大なシュークリエイターです。彼のデザインは名前を言わずともロゴ代わりになる。上品でありながらも強いイメージを与えるブランドのシンボルとして継承し続けています」とベル ヴィヴィエに代表される歴史的なデザインを毎シーズンアップデートさせながらも、シューズのみに留まらないラグジュアリーアクセサリーブランドへと発展させてきた。
 「常に直感が大事」と仕事において重要なのは決断力だと言うフリゾーニは、女性における靴の役割を「女性の全て、そして最もセクシーに映し出すアイテム」と定義する。そういった美しい靴を生み出す秘訣について、「建築や人体と同じようなもので、一番重要なのはシルエット。次にそのエレメントを考えます」とデザインプロセスについて語りながらも、「作り手の思いは仕上がったものに宿るものですから、こだわって丁寧に作れば必然的に美しいもとなり、見る人へと伝わるのです。これが、美しい靴を生み出すために私が最も大事にしていることです」と明かした。